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巨人リメークドラマへ阿部が捕手復帰封印

東スポWeb 8月20日(土)14時29分配信

 巨人の主砲が“マスク封印”でコイを追いかける。19日の阪神戦(東京ドーム)は阿部慎之助捕手(37)の東京ドーム通算200号となる9号2ランが決勝弾となり、6―3で勝利を収めた。

 嫌な空気を吹き飛ばす一撃だった。序盤で3点をリードしながら、中谷の一発などで同点とされ、流れが相手に傾きかけていた5回。一死一塁でメッセンジャーの高め直球を渾身のスイングで捉えると、打球は強烈なライナーで右中間スタンドへ突き刺さった。「久しぶりにいい感触でした」と振り返った阿部は、お立ち台で「サイコー…でした」とニヤリとし、G党の大歓声を浴びた。

 今季は不安を抱える右肩をかばい、なるべくコンパクトなスイングを心掛けてきた。しかし、この日は阿部らしい豪快なフルスイング。本人によると、肩の状態は「今日は調子いいな、という日が増えてきた」という。

 そうなると、気になるのは今後、開幕前にブチ上げた“捕手復帰プラン”の実現はあるのか、ということ。ただ、その点に関しては、すでにベンチの中で答えは出ていた。村田真ヘッドコーチに聞くと、「そのままでええんちゃうか。変える必要ないやろ」と即答だった。

 確かに阿部が打撃に専念し、小林誠がマスクをかぶる今の巨人は強い。阿部が一軍合流後、チームは35勝25敗。4番に座って以降は15勝6敗(19日現在)。あえてチームの中心にメスを入れる必要はないと考えるのは当然だろう。

 この日、阿部は苦しむ田口にマウンドやベンチで何度も助言を送った。「自分が投手にいいアドバイスをできれば勝ちにつながる。(捕手が)できない分、周りから見たときの感じもすごく見やすいですしね」と今は立ち位置を受け入れている。主砲の活躍には、由伸監督も目を細めて「厳しい展開だったけど、慎之助がよく打ってくれた」。捕手復帰を封印しても、今の阿部は十分すぎる存在感を発揮している。

最終更新:8月20日(土)14時29分

東スポWeb

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