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荒井3位ゴールも失格裁定、日本陸連が上訴「認められない」

スポーツナビ 8月20日(土)2時33分配信

 リオデジャネイロ五輪の陸上競技・男子50キロ競歩が現地時間19日に行われ、3位でレースを終えた荒井広宙(自衛隊)が失格の裁定を受けた問題で、日本が国際陸上競技連盟(陸連)に上訴を行っている。

 荒井は3時間41分24秒で3着となったが、終盤に猛追して来たエバン・ダンフィー(カナダ)と競り合い、接触があった。レース後にカナダチームが審判に対し、接触は荒井の反則行為ではないかと抗議。レースの審判長が認めたために荒井は失格となった。しかし、日本チームは失格の裁定に納得せず、再審理を要求する上訴を行った。

 日本陸上チームの麻場一徳監督は「本人の感覚からしても、鈴木(一弘)競技(運営)委員長が(映像を)見て下さったところでも不可抗力での接触だし、お互いにバランスを崩すというか、むしろ、荒井選手側、われわれ側からすると、カナダ選手のひじの方が先に当たっているような状況で、荒井選手が失格にされるということは納得いかないということで、上訴をしているところ。どう考えても(カナダの抗議は)認められない」と状況を説明した。荒井は「よくある普通の接触」と気に留めていなかった。

 上訴審判がそろい次第、審議を行うとの回答を日本チームは得たが、現地時間13時半の段階ではレース会場に上訴審判がそろっていない状況となっている。早ければ、14時半から行われる女子20キロ競歩の際に審議が行われるが、別に機会を設けて審議される可能性もあるという。

 レース会場では、表彰が順延されている。鈴木競技運営委員長は「上訴審判は通常、奇数。国際大会なので、国際陸連のカウンシル(評議会)が採決して多数決で結果が出る。審判長の裁定を採択することもあれば、却下して当初の決定を認めることもあり得る。新しい証拠が出ない限り、それが最終決定になる」と説明を補足した。荒井の失格が取り消された場合、日本競歩界にとって五輪での初めてのメダル獲得となる。

最終更新:8月20日(土)4時42分

スポーツナビ