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秋葉原の“女子化”が進行中 女性のための施設、イベントが続々

オリコン 8月20日(土)19時50分配信

 いままで男性の街というイメージが強かった東京・秋葉原の“女子化”が進んでいる。JR秋葉原駅直結のアトレ秋葉原では、夏を楽しむイベントとして、屋台の店主を全員イケメンでそろえた「イケメン縁日」がきょう20日に始まった(21日、27日、28日の4日間限定で開催)。秋葉原でここまでわかりやすい女性向けイベントもいままでなかったのでは?

【内観写真】アニメイトAKIBA ガールズステーション

 昨年12月、女性専用のコミック&インターネットカフェ「快活CLUB秋葉原駅前店」がオープン。今年5月には、秋葉原駅から徒歩3分の好立地に女性専用のカプセルホテル「BAY HOTEL」が開業した。

 7月16日には万世橋近くにアニメ・コミック・ゲーム・キャラクターグッズの専門店「アニメイト」初の女性向け店舗「アニメイトAKIBA ガールズステーション」が出店し、オープンから1ヶ月の来客数が延べ2万人を突破した、と公表している。目標動員数の130%を達成する盛況ぶりだという。

 「アニメイト」は秋葉原に通常の店舗とキャラクターグッズ専門の「アニメイトAKIBAカルチャーズZONE」を展開していて、こちらはともに男性客がメイン。一方、「ガールズステーション」は設立30周年の“記念出店”で、「女性のためのアニメショップ」をコンセプトに女性に人気の高い作品の品ぞろえを追求する。漫画やアニメなどを原作とした舞台作品のグッズに特化した「2.5次元系フロア」を設け、新たなファン層の取り込みにも積極的。狙い通り女性客が98%を占めていている。

 地下1階から7階まで、1階の集中レジを含め、売り場は合理的で整然としており、全フロア白を基調とした内装で統一。小さなシャンデリアのついたレストルームも完備されている。ガールズステーション店長の高橋宗平さんは「お客様からは『清潔感があり、お買い物がしやすいい』といった声をたくさんいただいています。この店舗でしか手に入らない、体験できないドキドキ感をより追求していきますので、今後の展開にもご期待ください」と手応えをにじませた。

 秋葉原のビジネス&カルチャーニュースを配信する「アキバ経済新聞」によると、「近年、女性をターゲットにした商業施設が秋葉原に相次いで進出しているが、その中でもオープンから間もなく来店者数2万人超は驚異的。もともと男性比率が高い街だが、数年前に比べると街を歩く女性の姿を目にすることが格段に増えた」という。

 江戸から東京に変わっていく中でも、関東大震災と太平洋戦争の空襲で2度焼け野原になっても、時代のニーズに合わせてたくましく発展してきた、秋葉原。かつては神田青果市場があり、戦後はラジオ組み立て部品を中心とする露天商の集まりから全国有数の“電気街”として再生、発展。やがて、ゲームやアニメ、漫画、コスプレ、メイド喫茶などの“ヲタク文化の発信地”として注目されるようになり、青果市場の跡地の再開発でビジネス街という新しい魅力も加わった。

 アニメイトの山下裕美子さんは「電気街、ヲタク文化の聖地、IT産業の拠点…、秋葉原はさまざまな歴史を積み重ね、いろいろな要素を受け入れ、共存してきた希有な街。ここに、女性が過ごしやすい、女性が楽しめる施設が増えて、女の子の文化が加わったら、最強の街になるのではないでしょうか」と語っていた。

最終更新:8月22日(月)14時39分

オリコン