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北朝鮮、工事急がせるために建設作業員に覚せい剤供給 報道

The Telegraph 8/20(土) 10:00配信

【記者:James Rothwell】
 北朝鮮の労働者は、大規模な建設事業を迅速化するために覚せい剤を与えられている──こんな報道がある。

 米当局が出資する放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に応じた平壌の情報筋によると、首都・平壌(Pyongyang)で事業を管理する責任者らは、期限内に竣工(しゅんこう)させるという大きなプレッシャーにさらされ、作業を速く進めるために今や公然と作業員らにメタンフェタミン系の薬物を供給しているという。

 使用されているのは「アイス」という呼び名が付けられた強力な覚せい剤の一種で、「クリスタル・メス」の俗称でも知られている。吸引すると高揚感が得られ、活動的になるが食欲はなくなり、効果は最長12時間続く。

 70階建て高層ビルとアパート60棟以上を建築する事業に担ぎ出されている労働者は何十万人もいる。

 この事業は、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が、核実験の実施に対して国際社会から科せられている厳しい制裁を無視して今年初めに承認したものだ。

 アジアの人権団体は、こうした労働条件は奴隷労働も同然として、国連(UN)に制裁の強化を求めている。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)のフィル・ロバートソン(Phil Robertson)アジア局長は、「立証するのは難しいが、確認できれば徹底的に糾弾する」と主張する。

 さらに、「問題は奴隷労働だ。作業を速めたいなら、薬物に頼らずに賃金を上げるべきだ。北朝鮮政府はこれらの高層ビルを完成させれば先進国の証しだと考えているようだが、このような強制労働は国際社会から非難されるばかりだ」と指摘する一方、「各国政府による国民への強制労働が横行していた第2次世界大戦(World War II)当時に逆戻りする行為だ」と非難している。

 北朝鮮は1970年代以降、資金を増額してメタンフェタミンを製造してきた。当初は医薬品として販売されていたが、すぐに薬物としての需要が高まり、アヘンの生産と販売が2000年代初頭に減少するにつれ、いっそう普及することとなった。

 北朝鮮では、メタンフェタミンは国営施設で低賃金で働く化学者らによって製造され、国内外で販売されている。【翻訳編集】AFPBB News

最終更新:8/20(土) 10:00

The Telegraph

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