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シャープの戴社長「今後の経営方針、22日に発表」

日刊工業新聞電子版 8/20(土) 19:31配信

「できるだけ早めに成長軌道に戻したい」

 シャープは21日から2日間、役員や幹部社員による戦略会議を開く。20日、大阪に到着した戴正呉社長は日刊工業新聞の取材に応じ、シャープの経営再建について、「できるだけ早めに成長軌道に戻したい。(16年度は)後半で頑張って、最低でも赤字額は大幅に減らしたい」と話したが、16年度中の黒字化については明言しなかった。

また、今後の経営方針について、「(21日から)皆で話し合って、22日に発表する」と述べた。22日は戴社長がシャープ社員に向けたメッセージを発信し、戦略会議で話し合った内容も一部、盛り込むとみられる。

 シャープは2014-15年度に計4700億円を超える当期赤字を計上し、経営危機に陥った。8月12日には台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業から3888億円の出資を受け入れて鴻海グループの傘下に入り、財務を立て直した。

同13日付でシャープ社長に就任した戴氏は、郭台銘鴻海会長の腹心で、グループの副総裁を務める。戴社長がシャープの幹部を集めて戦略会議を開くのは就任後初めて。21、22日に開く同会議は、ディスプレーパネルや家電などの事業の成長戦略のほか、太陽電池など不振事業の対処についても議論するとみられ、鴻海傘下でのシャープ再建がいよいよ本格化する。

最終更新:8/20(土) 19:31

日刊工業新聞電子版