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【誰かに教えたくなる話】「江戸に学ぶ婚活術」本気のお見合いは銭湯で!?

TOKYO FM+ 8月20日(土)12時0分配信

職場恋愛や合コン、インターネットでの出会い……。「婚活」という言葉が一般的に使われ始めたのは今から8年ぐらい前のことですが、その行動自体はずっと昔からあるもの。便利になったはずの現代で苦労する「男女の出会い」ですが、江戸時代はどうだったのでしょうか?

実は江戸時代は、未婚率がとても高い時代でした。
それもそのはず、江戸は女性の数が圧倒的に少なかったのです。
そのため必然的に男性はあぶれてしまいます。
「結婚」は一部の男性に許される「特権」だったのです。

庶民は基本的に「自由恋愛」。
お見合いをしているイメージがあるかもしれませんが、実はお見合いができるのは庶民の中でも裕福な層に限られていました。
さらに江戸の女性たちは「恋愛」と「結婚」を、かなり明確に分けて考えていたそう。
「恋愛」は性的な感情の延長と考えられていたため、恋愛結婚はむしろ情愛に溺れた結果の、恥ずかしい結婚。
結婚とはもっと現実的で、家や家族を作り上げていくある意味「仕事」に近いものだったのです。

そんな現実的な江戸時代の結婚。
出会いの場のひとつとなっているのが、なんと銭湯。
この時代の銭湯は混浴も多く、それが出会いのチャンスでもあったのです。

お互いの裸を見るのも、いやらしい意味ではなく、「子どもを育てられる立派な体つきをしているか」「体力がありそうな体をしているか」を見るのに最適だったから。
うーん、なんとも現実的です。
江戸時代の女性は、男性に裸を見られることに、さほど抵抗がなかったんですね。

ロマンやドラマを求めてしまいがちな現代の恋愛結婚。
いっそ銭湯で出会うことができれば、面倒な過程を飛ばして理想の相手に会えたり……しないですかねぇ。


(TOKYO FM「シンクロのシティ」にて毎日お送りしているコーナー「トウキョウハナコマチ」。江戸から現代まで、東京の土地の歴史にまつわる数々のエピソードをご紹介しています。今回の読み物は、「お見合いは銭湯で!?」として2011年1月24日に放送した内容を再構成したものです)

文/岡本清香

最終更新:8月20日(土)12時0分

TOKYO FM+