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幻のブドウ、秩父で品評会 「ちちぶ山ルビー」糖度高い仕上がりに

埼玉新聞 8/20(土) 10:30配信

 埼玉県の秩父地域のみで栽培されるブドウのオリジナル品種「ちちぶ山ルビー」の第1回品評会が19日、秩父市日野田町の秩父農林振興センターで初めて行われた。生産量が少なく「幻のブドウ」とも呼ばれるが、収量の拡大に伴い、生産技術や品質の向上を図るため、秩父ぶどう組合連絡協議会が初開催した。

 ちちぶ山ルビーは、米国原産のピアレスに旧ソ連原産のリザマートを交配して生まれた品種。秩父地域で10年前から本格的に栽培が始まり、徐々に生産量を増やしており、現在は33人の農家が約2ヘクタールで約5万4千房を栽培している。

 楕円(だえん)形をした実は種なしで、皮ごと食べられるのが特徴。甘く濃厚な味わいで、人気も極めて高い。

 出品したのは、同協議会に加盟する23人。農業技術研究センターや秩父農林振興センターの技術職員らが審査員を務めた。審査員は糖度や見た目、果肉などを審査基準に試食しながら吟味。審査の結果、皆野町の青木信之さんが最高位の県知事賞に選ばれた。

 同協議会の新井範会長(60)は「今年は天候に恵まれたため、糖度が高いちちぶ山ルビーに仕上がった。生産技術や品質は向上してきているので、今後も生産量を増やしていければ」と期待していた。

最終更新:8/20(土) 10:30

埼玉新聞