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グルーヴとは何か? I Don't Like Mondays.、EDMナンバーに仕掛けた音の細工/インタビュー

MusicVoice 8/20(土) 17:42配信

 I Don't Like Mondays.(アイドラ)が、前作『TOKYO』から1年2カ月ぶりとなるセカンドアルバム『FASHION』を9月28日に発表する。それに先駆けて、7月20日にはサードシングル「TONIGHT」をリリースした。「TONIGHT」は、AOR調だった前作「Sorry」から一転、EDM調のサマーチューンとなっている。彼らはひたすらPOPであることを追求しつつもあらゆるジャンルを組み込める器用さを持つ。そつなくともすました顔でやってみせるその姿は表参道で結成しただけあってお洒落で洗練されている。それを可能にしているのは彼らの音楽家としてのスキルだ。悠(Vo)、兆志(G)、謙二(B)、秋気(Dr)4人それぞれに実力を裏付ける活動実績がある。そして、彼らが重視している音楽的要素のひとつに「グルーヴ」がある。表題曲はEDM調だがドラムは生演奏。ベースは音符の合間を縫って走り、ギターはクールに跳ねる。そしてボーカルの繊細でいて甘い歌声。音源からも伝わる彼らの音の息遣いとグルーヴ。そこで今回はグルーヴを軸に新曲について話を聞いた。

グルーヴとは

――いきなりですが、秋気さんに教えて頂きたい事があるんです。秋気さんはブルーマングループの東京公演でドラムを叩いていたこともあって是非と。ライブなどで感じられるグルーヴとは何でしょうか。

秋気 いろんなグルーヴがありますよね。打ち込みでもグルーヴはあるし。リズムを外してうねりを出すようなグルーヴもあるし。

――打ち込みでもグルーヴは発生するものですか?

秋気 そうですよ。

悠 ハマッていればグルーヴなんじゃない?

秋気 一定のリズムが刻まれていればそれはもうグルーヴですよね。「流れ」という意味なんですよ。それがいろんな種類があるだけで。

悠 多少ズレていてもバンドがそれにハマッていたらそれはグルーヴ?

秋気 それが1回だとただのズレだよね。

悠 例えば4拍目がズレるとして、全員がそこでズレていたら?

秋気 それが2回、3回とずっと続いたらグルーヴ。それが1回しかなかったら違う。

悠 そっかそっか。確かに。

秋気 ブルーマンに入るまでは僕自身もグルーヴってわかってなかったんです。ドラマーのくせに。

悠 俺も多分このバンドで秋気と出会わなければわからなかった。

――ブルーマンでリズムやグルーヴを学んだのはとても大きいですね。ライブなどでプレイヤーが「ゾーン」に入る瞬間があると思います。観客側からみれば、それがグルーヴと感じるかもしれませんし。ベテランになればなるほどそれが顕著に表れる。感覚では理解しているのですが、それが一体何なのか、ライブ毎によくわからなくなる。

秋気 グルーヴに関して言うとそうですね。

――先程打ち込みでもグルーヴは生まれると仰っていました。新作『TONIGHT』はEDM調ですが、これもグルーヴは生まれましたか?

秋気 もちろん、機械には機械のグルーヴがありますしね。今回は生でドラムを叩いてるんです。(編注=前作「Sorry」はあえてドラムを打ち込みにしていた)

――そうだったんですね。

謙二 打ち込みじゃないんですよ。

悠 EDMって“エレクトロニック・ダンス・ミュージック“なんで、エレクトロな音が入っていてそれでダンスミュージックなら全部EDMなんだよね。昔は全部打ち込みの曲が多かったけど、最近は生楽器がほとんどで。キックだけ打ち込みの音の時もあるし。それこそあまり概念がないんですよね。「TONIGHT」はシンセの音をメインで出してるんで、「EDM」って言われればEDMでもあるし。

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最終更新:8/20(土) 17:42

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