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ガスボンベ貯蔵し過ぎで行政指導 敦賀火力1号機

福井新聞ONLINE 8月20日(土)17時35分配信

 北陸電力は19日、敦賀火力発電所1号機(福井県敦賀市、出力50万キロワット)の高圧ガス貯蔵所に、福井県の設置許可を得た数量を超す窒素ガスボンベを貯蔵していたとして県から法順守と再点検、再発防止策の報告を指示する行政指導を受けたと発表した。

 同1号機は石炭火力で、窒素ガスは石炭を燃えやすいように粉砕する「微粉炭機(びふんたんき)」が緊急停止した際、内部に残る石炭からの火災を防止する緊急用などとして備えている。北電によると、同1号機を運転開始した1991年当時の高圧ガス取締法(現高圧ガス保安法)に基づき、1750立方メートル(窒素ガスボンベ250本)の設置許可を受けたが、実際は1925立方メートル(同275本)を貯蔵していた。

 北電は窒素ガスボンベと配管をつなぐ弁の修理工事を行った今年6月2日に、この事実を把握し、超過分の窒素ガスボンベと配管を撤去して県に連絡。さらに建設時の経緯などを調べ、8月1日に報告書として提出した。しかし超過分の撤去にも高圧ガス保安法に基づく手続きが必要だったことから、許可数量を超えて貯蔵していたことと併せて法を順守するよう指導を受けた。

 北電によれば、高圧ガス貯蔵所完成後の91年4月に県の現地確認検査を受けた。その後、同年8月までに「窒素ガス量が足りない」としてボンベを増設。その際に「設置許可数量を、よく確認しなかったとみられる」としている。

 北電は県の指示に従い、ほかにも同じ事例がないかを再点検し、「再発防止策を速やかに取りまとめ、県に報告したい」としている。また窒素ガス貯蔵量の増加についても県の指導に従い、対応していく。

福井新聞社

最終更新:8月20日(土)17時35分

福井新聞ONLINE