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高校よりも大学 米国では大学スポーツが「狂気」を生み出す

Full-Count 8/20(土) 10:39配信

数多くのプロ野球選手を輩出する甲子園、米国では同等の大会は見当たらず…

 甲子園で開催されている全国高校野球選手権は、日本では夏の風物詩となっている。日本の夏を彩るイベントは、多くのパ・リーグのスターたちが高校時代に成長を遂げてきた場所だ。プロ野球で活躍する選手たちはもちろん、それを見守るファンにとっても、甲子園とは特別な意味を持つ舞台だろう。

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 パ・リーグ、そしてメジャーリーグで活躍している選手も、高校時代に甲子園で全国にその名を轟かせた。北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手、中田翔選手、千葉ロッテマリーンズの涌井秀章投手、埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手、そして海を渡ったニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手、テキサス・レンジャースのダルビッシュ有投手などなど、名前を挙げ始めたらキリがないだろう。
 一方、野球大国でもある米国では、高校生が競い合う甲子園のような注目度が高い全国大会は存在しない。米国では私の知る限り州大会、そして隣の州などを巻き込んだ大会は存在するが、「高校最強のチーム」を全国で決める大会はない。

 全国トップを決めるような大会がない代わりに存在するのが、「エリアコード・ゲームズ」と呼ばれるショーケースの場である。スポーツ用品メーカーが協賛となり、気候が温暖なカリフォルニア州で開催される。今年も8月10日から12日まで、ロングビーチでニューバランスが協賛するエリアコード・ゲームズが開催されていた。

高校球児の実力発揮の場は、MLBスカウトが集まるショーケース

 エリアコード・ゲームズに参加するためには、まずMLBスカウトたちによる推薦でトライアウトに招待される必要がある。そして、各地でトライアウトが開催され、毎年3000人以上が参加する。そこで、8月に開催されるエリアコード・ゲームズに選出される200人ほどの枠を争うのである。

 このようなショーケースの場はいくつか存在し、メジャーリーグのスカウトや首脳陣たちにとっては次世代のメジャーリーガーを一度に見ることができる場である。そういった点では甲子園大会に似た要素はあるかもしれない。

 高校時代を共に過ごした仲間と目指す甲子園ではなく、個人が上の舞台を目指すために足を運ぶ。移動費などの費用はかかってくるものの、広い米国でスカウトの目にさえ留まれば、誰にでもチャンスが訪れる。各MLB球団が各地にスカウトを雇用する所以でもあるだろう。

 米国では高校スポーツは甲子園のような注目度の高い全国大会は存在しないが、大学スポーツにおいては国中が虜になる大会が存在する。それがNCAAバスケットボールトーナメント、俗に言うマーチ・マッドネスだ。毎年3月に開催されており、直訳すれば「3月の狂気」であり、そのすさまじさを物語る。この時期には多くのスポンサー企業がコマーシャルを制作したり、さらに大統領が全米放送のスポーツチャンネルで優勝予想を発表したりするなど、米国国内では大きな盛り上がりを見せる。

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最終更新:8/20(土) 10:39

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