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パズルで育む鎌倉愛 お笑い芸人の野々垣さん考案

カナロコ by 神奈川新聞 8月20日(土)19時30分配信

 1ピースずつ、遊んで学んで-。鎌倉市出身・在住のお笑い芸人が、市内44地区をピースにしたパズルを作った。子どもたちに楽しみながら地元のことを知ってもらおうと、市内の小学校や学童施設に寄贈する制作費を募っている。

 パズルの企画、設計、制作まで手掛けたのは、コンビ「ねたのおにいさん」のボケ担当で、鎌倉出身・在住の野々垣濯太(あろうた)さん(32)。相方の斉藤マサツグさん(29)と、市内を巡る自主制作番組「郵便番号の旅」を昨年から始めた。

 郵便番号で分けた44地区のうち、これまで16地区を回った。地図を眺め、知られていない名所や地元の自慢を面白おかしく紹介するうちに、パズル制作を思いついた。

 半年ほど前から材料や手順の試行錯誤を重ね、ようやく完成。由比ガ浜や長谷、雪ノ下といった地区の形に切り分けたヒノキ材のピースが、A3判の土台に収まった。

 SNSでお披露目すると「遊んでみたい」「欲しい」と反響があり、希望者への販売も始めた。多くの子どもたちに届けようと、市内の小学校や学童施設への寄贈を持ちかけ、市教育委員会も快諾。計34施設分の制作費30万円をクラウドファンディング「iikuni」を通じ、9月21日まで募っている。

 数年前までは東京での劇場ライブが主な活動だった2人。鎌倉に軸足を移したきっかけは、野々垣さんが自宅近くの海でごみ拾いをしていたとき。多くの人から「ありがとう」と声を掛けられ、「地元で愛される芸人になろう」と決めた。

 郵便番号の旅やパズルを通じ、「地域の魅力や歴史を知ることが楽しくなった」と野々垣さん。斉藤さんも「ずっと鎌倉での活動を大切にしていきたい」とうなずいた。

 パズルの購入や問い合わせは、メール(info@kamakurashitsu.com)。

最終更新:8月20日(土)19時30分

カナロコ by 神奈川新聞