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<宮古島陸自配備>市長「市民の意見も参考に判断」

沖縄タイムス 8月20日(土)10時30分配信

 【宮古島】宮古島への陸上自衛隊の配備計画で、下地敏彦市長は19日、千代田カントリークラブへの陸自配備の是非について「市民の代表である議会議員をはじめ地権者の意向や幅広い市民の意見を参考にし、総合的に判断する」との考えを示した。

 これまで千代田については「関係法令に適合しているかで判断する」としていたが、議員や地権者、市民の意見も参考に「総合的に判断する」との見解を示すのは初めて。

 宮古島への陸上自衛隊配備に反対する「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」(石嶺香織、楚南有香子共同代表)と、福山自治会(砂川栄会長)への要請に回答した。

■野原集落「絶対に認めぬ」 説明不足に不信感

 【宮古島】宮古島への陸上自衛隊配備計画で、市議会総務財政委員会(嵩原弘委員長)は18日、野原公民館で配備予定地の千代田カントリークラブに隣接する野原部落会と意見交換した。住民側は、説明が不十分であるにもかかわらず、配備を進めようとする防衛省に強い不信感があるとして「配備は絶対に認めることはできない」と訴えた。

 部落会の仲里成繁さん(63)は、すでに集落にある航空自衛隊基地のヘリ騒音に悩まされており、陸自も配備されれば「子々孫々まで被害を我慢して生活することになる」と反対を訴えた。

 これまで防衛省との意見交換会を開いたが、具体的な説明を避ける態度に不信感があるとして、防衛省がヘリポートや屋内射撃場を建設しないと明言したとしても「配備反対は変わらない」と強調した。

 意見交換を受け、総務財政委員会は19日、野原部落会から提出された配備計画の撤回を求める陳情書の継続審議を決めた。

 眞榮城徳彦氏は「国と野原部落会が直接やるべきであって、われわれ議会が賛成か反対か言うのはおかしな話。審議未了で棚上げにして、防衛省や市長の考えを聞いた方がいい」と主張した。

 一方、國仲昌二氏は、住民は「防衛省が計画の中身を示さず用地取得を進めることに不安がある。配置計画が明らかになってからでは間に合わない」と陳情書の採択を訴えた。

 議論の結果、継続審議に賛成5人、反対2人となり、次回以降への継続が決まった。

最終更新:8月20日(土)11時20分

沖縄タイムス