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速歩き健康塾が好評

紀伊民報 8月20日(土)16時32分配信

 日常的に体を動かす人を増やそうと和歌山県田辺市が開催している運動教室「速歩き健康塾」が、参加者に好評だ。「血圧や体脂肪率が下がった」「体力がついた」などと成果の声が聞かれ、教室終了後も習慣化している人が多い。

 健康塾は2013年度から始まった。市の11年度の健康調査で、日常的に意識して体を動かしている男女は20~64歳でともに4割台。全国平均の約6割を大幅に下回っていたことから、改善対策の一つとして企画された。定員約20人で、参加対象者は速歩きができる40~74歳の市民。秋と冬の年2回実施している。

 内容は、東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区)の青柳幸利博士が推奨している「一日8千歩、うち速歩き20分間」を参考にしている。青柳博士によると、この運動を続ければ、高血圧症や糖尿病など多くの病気を予防できるという。これを参考にした速歩き教室が全国的に広まっている。

 健康塾の開催期間は1回約2カ月。参加者は個人で達成歩数や時間の目標を立て、日常生活やウオーキングなどの中で速歩きを心掛ける。速歩きの時間や一日の歩数を測る「身体活動量計」を市から借りて一日中着ける。期間中、市健康増進課職員らが講師を務める教室が4回あり、成果や歩き方の正しいフォームなどを確認する。

 受講終了の約1年後には近況を報告し合う「フォローアップ教室」もある。14、15年度に計3回開催されたが、生活の中で速歩きが習慣化し、外に出る機会や受講をきっかけに「気持ちが前向きになった」と、うつ病傾向の改善につながった参加者もいた。

最終更新:8月20日(土)16時32分

紀伊民報