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米携帯電話業界、競争激化か-Tモバイルとスプリントが新プラン導入

Bloomberg 8月19日(金)7時47分配信

TモバイルUSとスプリントは、動画・音楽のストリーミングやウェブ閲覧を無制限で楽しみたい消費者を引き付けるため、料金プランを改定する。米携帯電話サービス業界では、顧客の取り込み競争が新たな段階に入った。

両社が18日、それぞれの新料金プランを発表した。Tモバイルは4人家族が月額160ドルでデータを無制限に利用できる「Tモバイル・ワン」と呼ばれるプランを導入する。従来のプランでは、4回線を利用する家族がこの金額で使えるのは1回線当たり10ギガバイトだった。ジョン・レジア最高経営責任者(CEO)は、既存のプランについては当面継続し、9月6日から徐々に廃止していく計画だと説明した。

スプリントの新プランも、Tモバイルと同じ料金で4人家族がデータを無制限に利用できる。月額料金は最初の回線が60ドル、2回線目は40ドル、3回線目以降は30ドルとなる。従来の同様のプランは月額180ドルだった。

BTIGのアナリスト、ウォルター・パイセック氏は、無制限データプランの新たな競争がベライゾン・コミュニケーションズとAT&Tにとって脅威になると指摘した。両社の売り上げ成長は、顧客を料金が高めのプランに移行させられるかどうかに左右されるためだと説明した。

Tモバイルは昨年、スプリントを抜いて業界3位となった。スプリント親会社のソフトバンクグループは、スプリントとTモバイルを合併させることに依然として関心があるとされる。ソフトバンクは2014年にTモバイル買収を検討したものの、米連邦通信委員会(FCC)と司法省が反対の姿勢を示唆したため断念した経緯がある。

レジアCEOは18日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ソフトバンクがTモバイルになお関心があることは驚きではないと述べた上で、関心を持っているのはソフトバンクだけではないと指摘した。

原題:T-Mobile, Sprint Escalate Price War With New Unlimited Plans (2)(抜粋)

Scott Moritz

最終更新:8月19日(金)7時47分

Bloomberg