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OPECが増産凍結合意でも効果は期待薄か-9月の非公式会合

Bloomberg 8月19日(金)10時36分配信

石油輸出国機構(OPEC)は9月にアルジェリアの首都アルジェでロシアと原油増産凍結について協議する見通しだが、合意に達しても4カ月前に協議が物別れに終わった当時と比較して効果はかなり小さくなる見通しだ。

OPECが非公式会合を開催する予定であることを明らかにして以降、4月に不調に終わった他の産油国との供給に関する合意が完了する可能性があるとの観測が高まり、原油価格は10%余り上昇した。イランは、経済制裁によって抑制されていた原油生産の大半が回復したため協議への参加を拒否する姿勢を見直す公算が大きく、合意に達する可能性が強まるとアナリストらは指摘する。ただ、合意の効果は小さくなるとみている。

PVMグループ(ロンドン)のデービッド・ハフトン最高経営責任者(CEO)は同社のOPEC総生産量の推計を引用し「日量3400万バレルでの凍結は、同3300万バレルでの凍結と同じではない」と指摘。「これにより市場の再均衡プロセスは少なくとも1年遅れる」との見方を示した。

前回の交渉で政治的対立が障害となったサウジアラビアとイランの産油量の合計は、当初凍結が提案された1月の水準と比較して日量100万バレル増えている。国際エネルギー機関(IEA)のデータに基づくブルームバーグの算定によれば、増産により世界的な供給過剰が長引き、今四半期に市場が不足に転じることはなくなる見通しだ。

原題:New OPEC Freeze Wouldn’t Be So Potent as Gulf Rivals Pump More(抜粋)

Grant Smith

最終更新:8月19日(金)10時36分

Bloomberg