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リオ五輪の卓球台〈infinity〉は天童木工ら日本の職人技の結晶!/千葉・山形

Webマガジン コロカル 8/20(土) 13:50配信

コロカルニュースvol.1822

熱戦が続くリオデジャネイロオリンピックで、ひときわ目を引く卓球台。大きなエックス型の脚部が特徴的なこの卓球台、実は日本製! その名も〈Infinity〉というこの美しい卓球台は、日本の職人技の集結によって実現したものなんです。

【写真ギャラリーで見る】天童木工ら日本の職人技が集結!SAN-EIが手がけたリオ五輪の卓球台〈infinity〉/千葉・山形

手がけたのは、千葉県流山市の卓球台・遊具メーカー〈三英 SAN-EI〉。かつてソニーで〈ウォークマン〉などを手がけたプロダクトデザイナーの澄川伸一さんがデザインし、天板は北海道で、脚部は山形県の〈天童木工〉が作っています。

卓球台には数ミリのズレも許されないほど厳格な規定があるので、これまでは鉄やアクリルが使われることが多かったのですが、木を自由に曲げて形作る「成形合板」に卓越する天童木工の職人技術が、天然木の脚部を可能にしたんです。

脚部も木材は、東日本大震災復興の意味を込め、被災地域である岩手県宮古市産のブナを使用。何度も試行錯誤を繰り返し、デザインと機能が両立する構造を追求したところ、薄くスライスしたブナの単板を58枚重ね、曲げてからカットし、成形する方法になりました。

この青いテーブルの板の色は〈Les yeux bleus(レジュブルー)〉、青い瞳という呼ばれる新しいテーブルカラーです。無限(Infinity)という名前は、未来への想いをこめて名づけられました。日本の職人技によって実現した、これまでにない美しい木製の卓球台が世界の大舞台で使われたのは、とても嬉しいことですね。

information
Rio2016オリンピックテーブル「Infinity 2016」
Web:SAN-EI 天童木工 澄川伸一


writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

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最終更新:8/20(土) 13:50

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