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母国から疑問の声も…元女王が金メダル「プレッシャーは特大だった」

ゴルフ情報ALBA.Net 8月21日(日)7時53分配信

<リオデジャネイロ五輪ゴルフ女子 最終日◇20日◇オリンピックゴルフコース(6,245ヤード・パー71)>

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 メジャー通算8勝を挙げているかつての絶対女王が、リオの地でその強さをまざまざと見せつけた。116年ぶり(1904年セントルイス五輪は男子のみ)の五輪競技復活となった女子ゴルフはトータル16アンダーまでスコアを伸ばしたインビー・パーク(韓国)が金メダルを手にした。

 序盤で後続を置き去りにした。3番からの3連続バーディで一気にスコアを伸ばすと、8番パー3でもティショットをピン1メートルに絡めてバーディを奪った。前半でトータル15アンダー。後半も一人旅を続け、最終ホールを迎えた段階で2位とは6ストロークの差がついていた。グリーン手前バンカーからの3打目は強く入って奥のバンカーに外したものの、4打目を80センチに寄せた。最後のパットを慎重に流し込むと、両手をあげて充実感をにじませた表情で天を仰いだ。

 今季はオフシーズンから左手の親指痛に悩まされた。5月の「キングスミル選手権」、「LPGAボルヴィック選手権」と共に初日で途中棄権。世界殿堂入りを果たした「KPMG女子PGA選手権」もトータル9オーバーで予選落ちと、自身の偉業に華を添えることができなかった。「今季ここまではあまりいいゴルフができていなかったから、なんの保証はなかった」とパーク自身も五輪出場に悩んだこともあった。自身が欠場すれば繰り上がるのは世界ランク10位のハナ・ジャン。「譲った方がいいのでは」という韓国国内での声ももちろん耳には入っていた。

 それでも強い気持ちをもって韓国代表としてリオの地にやってきた。先月からは新たスイングコーチと契約し、ケガで狂ったスイングを見直した。「自分ではどこに問題があるのかわからなかった。2か月前と比べて、リオではボールストライキングが大きく改善された」。スコアに対するショットの貢献度は全体の5位。世界一とも言われるパッティングとのかみ合わせが圧巻のスコアにつながった。

 「メジャーも複数回勝利しているけど、今回の結果はとてもスペシャル。あれほどの多くの人の前で国歌を聞けたことを、絶対に忘れないわ。プレッシャーも特大だったし、今週はとても長く感じた。フィジカルとメンタルの両面で疲弊し尽くしたけど、最終的な結果は本当にハッピー」。パークは9月1日からフランスで開催されるメジャー最終戦「エビアン選手権」を制すことができれば、5つのメジャーと金メダルを手にする初めての選手となる。


(撮影:福田文平)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:8月21日(日)10時31分

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