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ドイツは“金に値する銀メダル” 指揮官「この上なく幸せ」、ペーターゼン「悔しくてたまらない」

ISM 8月21日(日)14時29分配信

 現地時間20日に行なわれたリオ五輪サッカー男子決勝で、PK戦の末にブラジルに敗れ、銀メダル獲得に終わったドイツ。地元紙は「金に値する銀」と健闘を称え、指揮官も満足感を示したが、PKを失敗したFWニルス・ペーターゼンは「悔しくてたまらない」とのコメントを残している。

 フル代表およびクラブチームとの制約やケガもあり、ベストメンバーを組めなかったドイツだが、U-21メンバーを中心に下馬評を覆す大奮闘。決勝ではネイマールのFKで先制されるも、マックス・マイヤーが同点弾を決め、延長戦も含めた120分のなかでは敗れなかった。

 迎えたPK戦ではオーバーエイジ枠で出場したペーターゼンのキックが相手GKにストップされた一方、ブラジルはネイマールが決めて勝負あり。ドイツは男女での金メダル獲得とはならなかったが、ブラジル相手にここまでやれたことで、独『ビルト』紙(電子版)は「金に値する銀メダル!」との見出しでメンバーを称えた。

 ホルスト・ルベッシュ監督も独放送局『ARD』のインタビューで「敗者ではなく、勝者としてここを去る。今この瞬間、辛いという気持ちはない。PK戦になるかもしれないとは思っていたが、それまでに決着をつけるチャンスはあった」と、チームの戦いぶりを称えた。

 この大会を最後に退任するルベッシュ監督は「PK戦を前に、選手たちには『君たちはここでとてつもないことをやってのけたんだよ』と伝えてあった。私も、そしてもちろん選手たちも、できれば金メダルが欲しかったが、私はこの上なく幸せだ。最後の4日間は選手村で過ごしたわけだが、そこで素晴らしい思いができたのだから」と話した。

 また、フル代表のヨアヒム・レーヴ監督はDFB(ドイツサッカー連盟)公式HPを通じ、「なんてドラマティックな結末だろう。PK戦にはちょっとした運も必要で、それがブラジル側にあった。ブラジル代表おめでとう」とコメント。「非常に残念ではあるが、ドイツは金メダルを逃したのではなく、銀メダルを勝ち取ったのだ。これは称えるほかない、とてつもない成果だ」「何と言っても、ルベッシュ監督のキャリアがメダルによって報われたことがうれしい。指導者としての見事な締めくくりだ」とルベッシュ監督を称えた。

 レーヴ監督はさらに「このチームは大会を通じて信じられないほどの闘志と団結力を見せてくれた。今回のチームにはフル代表レベルの力がある選手もいれば、すでにフル代表に招集されたことのある選手もいる。しかしそれは別として、リオ五輪に参加した誰もがこの経験を活かしてくれるだろう」と述べた。

 一方で、PKを失敗したペーターゼンはそこまでの境地に至れない様子。「PK戦には誰かの失敗がつきものだけど、今日は僕がそれだった。悲しくて仕方がないし、悔しくてたまらない。ルベッシュ監督の最後の試合だから、みんなで勝利を贈りたかった。それができなくて残念だ」と話していた。

最終更新:8月21日(日)15時39分

ISM

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