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高山勝成4度目王者返り咲き ドクターストップで悔しい6回負傷判定「KOできた」

デイリースポーツ 8月21日(日)6時3分配信

 「ボクシング・WBO世界ミニマム級王座決定戦」(20日、三田市駒ケ谷運動公園体育館)

【写真】左まぶたから出血…試合が終了

 日本初の4団体制覇王者・高山勝成(33)=仲里=が左目上をカットしながら6回58秒、負傷判定3-0で加納陸(18)=大成=を退け、国内最多4度目の世界王座返り咲きを果たした。日本選手最多16度目世界戦のキャリアで圧倒。国内最年少18歳9カ月4日での戴冠を狙った若武者の夢を打ち砕いた。

 高山は何度もロープをたたいて悔しがった。6回58秒、ドクターストップで負傷判定勝利。「加納選手が弱っていたのは分かった。中、終盤にKOできた」と、仕留め損なったことが無念だった。

 世界戦16度目の33歳は勝ち方を知り尽くしていた。3回に左目をカットしてから手数、スピードをさらに上げた。4、5回と右フックを顔に打ち込み着実にポイントを重ねた。

 国内最年少世界奪取を目指した加納には15歳時、スパーリングで惜しみなく技術を伝授した。弟分は3年で成長したが格が違う。「自分と戦うにはまだ早すぎた。キャリアが浅い。何もできていない」と出直しを命じた。

 名古屋市の菊華高に通う現役高校3年生に同級生ら約80人が応援に駆け付けた。年下の担任も見守る前で夏休み最大の宿題、ベルト奪回をクリアした。

 4カ月以内の指名防衛戦を命じられており、今後はまずは傷の回復を見て判断する。ライトフライ級への転級も視野に入れ、同級世界王者の田口良一(ワタナベ)、八重樫東(大橋)らを標的に掲げた。

最終更新:8月21日(日)11時26分

デイリースポーツ