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【高校野球】作新学院“6”へのこだわりで54年ぶりの夏制覇

東スポWeb 8月21日(日)20時16分配信

 6へのこだわりと午前3時半の紅白戦が優勝への原動力となった。作新学院(栃木)が北海(南北海道)に7―1で勝利し、54年ぶりの夏制覇を果たした。

 1点ビハインドの4回に打線が爆発。打者一巡の猛攻で5得点を奪って試合を決めた。投げてはプロ注目の今井(3年)が9回を1人で投げきり、7安打9三振で1失点。右腕は「ホッとしている」と胸をなで下した。

 小針監督は目に涙をためながら「スタートのレベルが、そんなに高くないチームでしたけど、よくここまで成長してくれた」と目を腫らしながら選手をたたえた。そんな指揮官が、こだわったのが6という数字だ。栃木大会を6年連続で制するために行った願掛けで、ダッシュや階段の駆け上がりなどの本数を6や16など、6のついた数字にした。

 さらに駐車場も6番に止めるなど野球以外でも、こだわり続けた。

 監督のこだわりが選手にも波及した。ある選手は「コインロッカーも6番が空いてたら使っちゃいます。数字を選べるなら自然と6を選ぶようになりましたね。なんとなく6という数字があったら、行けそうな感じがするようになりました」と振り返る。

 この日の点差も6だった。前出の選手は「試合が終わって6点差だったねって話をしてました」。一方で、2年生の1人は「来年は7になるので練習も大変になりそうです…」とうれしい悲鳴を上げていた。

 また、午前3時半の練習試合で結束を深めた。6月の春日部共栄との練習試合にサヨナラエラーで敗戦。行きの移動に使ったバスの運転手への感謝の言葉が小さかったこともあり小針監督は激高。「試合の前から、お前らに勝つ気はなかった。明日は練習試合の前に紅白戦をやるぞ!」と叱り飛ばした。翌日、暗闇の午前3時半にグラウンドに集合し、紅白戦を行った。

「まだ暗かったです。死ぬ気でプレーして全員の気持ちが1つになりました。その後の霞ヶ浦との練習試合も気力で戦って6―0と勝てました」と明かした。

 33歳の若き名将のこだわりと熱い気持ちが監督就任10年目で頂点まで届いた。

最終更新:8月21日(日)20時16分

東スポWeb

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