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【真田丸】矢沢三十郎役・迫田孝也は現場のムードメーカー

オリコン 8月27日(土)6時0分配信

 NHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の大谷吉継役、片岡愛之助を取材するため、同局内で撮影が終わるのを待っていた時だ。現れたと思ったら、「えっ!? 三十郎」。真田家家臣、矢沢三十郎頼幸を演じる迫田孝也(さこだ・たかや/39)だった。「何から話しましょうか」とやる気満々の迫田に戸惑っていると、後からやって来た愛之助も「なんで、いるの?」とびっくり。スタッフもザワザワする中、迫田は「僕じゃなかったですね」とニッコリ笑い、愛之助と入れ替わるように部屋を出て行った。この手のいたずら、よくやるらしい。一気にその場が和んだ。撮影現場でも一番のムードメーカーが迫田だ。

記念すべき第1回の場面カット

 『真田丸』は、迫田演じる三十郎のせりふ「源次郎(信繁)さま、これ以上は危のうござる」から始まった。主人公・真田信繁(堺雅人)の腹心として、いつもそばにいた三十郎だったが、第14回で大坂へ行くことになった信繁と別れ、父・頼綱とともに沼田城を守っていたため、“大坂編”ではほとんど出番がなかったが、第30回(7月24日放送)で再登場。「源次郎さまに大坂に連れて行ってもらえなかった」ことは、迫田にとってもショックな展開だったというが、「離れている間に三十郎も成長している想定で役づくりはずっとしていました」と話す。

 自身のツイッターでもこまめに『真田丸』ネタをつぶやき、「三十郎のことも忘れないでね」と熱心にアピール。『真田丸』にのめり込むあまり、名前と役名を合わせて「迫田三十郎です」とあいさつすることもしばしば。周囲からも「改名したら?」と勧められるほどだという。

 迫田にとって『真田丸』がいかに特別な作品か。大河ドラマ初出演ということもあるし、三谷幸喜氏の作品でもあることが、彼を夢中にさせている。

 三谷氏の戯曲原作の映画『12人の優しい日本人』を観て、役者を志し、広島大学を卒業後、上京(出身地は鹿児島県)。映画『ザ・マジックアワー』のオーデションで、監督・脚本を務める三谷氏の目に留まり、以後、映画『清須会議』、舞台『酒と涙とジキルとハイド』など数々の三谷作品に出演するほか、ドラマ・映画・舞台で活躍。『真田丸』への出演が決まった時には、「三谷さんから(メールで)『(僕の)矢沢三十郎頼幸に恥をかかせるなよ』と言われました」。恥をかかせるどころか、比較的マイナーな矢沢三十郎がいきいきと、迫田のキャラクターそのままに彩られていく。

 「三谷さんに恩返しもしたいと思いますし、三谷さんをびっくりさせたいという気持ちもあります。三谷さんが思い描いているイメージを超えていきたいという、気概もあります」と迫田。

 『真田丸』関連のイベントに出演したり、メディアの取材を受けたり、“迫田三十郎”のアピールも実を結びつつある。「役者としてより重心を落として構えられるようになったというか、安定したというか、自信がついたというか。そういう気持ちで芝居をすると、ぶれない芝居ができて、それがまた自信につながる」と充実ぶりを語っていた。

 一時代を築いた豊臣秀吉(小日向文世)の死去(第31回)により、世の中は再び戦への不穏な空気に包まれ始める。信繁に仕えていた三十郎だが、この先、信繁の兄・信幸が治める松代藩の筆頭家老として生涯を終える。「今後、源次郎さまとの別れがどう描かれるのか。楽しみでもあり、つらいものになりそうだなぁ」と、残り少なくなってきた迫田孝也と矢沢三十郎の間で自由に行き来する日々を愛おしんでいる。

最終更新:8月27日(土)14時4分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。