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裏口入学OK? めくるめく「中2病」の世界へようこそ! 開発好明さん個展 /市原湖畔美術館

ちばとぴ!チャンネル 8月21日(日)10時37分配信

◆中二病とは

『「中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や思考などを揶揄したネットスラング』(Wikipediaより)

【関連写真】自分の愛でるものの近くで暮らす“中2の日常”を表現した『アポロウォーズ・スーパーマン的 アトムサンダーバードバイオニックス2号』

市原湖畔美術館(千葉県市原市)で9月19日まで、美術家・開発好明(かいはつ・よしあき)さんの個展「開発好明:中2病」展を開催しています。

国内外で活動する開発さんは、2014年に市原市内で開催された「いちはらアート×ミックス」でも、モグラの格好をして地中から生放送を行う参加型作品「もぐらTV」で人気に。千葉でもおなじみのアーティストです。

今回の「中2病」展は、そんな開発さんの新作を含む作品約50点を一堂に展示した回顧展。くすっと笑っちゃう、でも実は奥深い“開発アート”の集大成ともいえる「中2病」展をご紹介します!

◆立ちはだかる壁…

エントランスから順路に入ると、まず目の前に立ちはだかるのはタンスの壁です。

作品タイトルは「受験の壁」。そうです。タンスは、十代のあの頃、誰もがぶち当たった「受験」という人生の壁を表しているのです。

タンスの表面には無数のボルダリングのホールドが取り付けられており、暗に「壁を乗り越えてみろ!」とハッパを掛けているわけですが……、これに向き合った観客の表情がさっと曇るのは言うまでもありません(乗り越えたい“意識高い系”の方は、美術館のスタッフに声を掛けて下さい)。

◆“裏道入学”できます

ご安心下さい。

「受験の壁」には、実は裏口が用意されています。ええ、登らなくて良いんです。努力も苦労もせず、スルっと壁の向こう側へ行けてしまうんです…。

「受験なんかなければいいのに」という中2病的夢想を見事に作品化しています。

◆誰でもパーフェクト 競争のない世界

的が大きすぎて誰でも当てられる射的、ガーターのないボウリング、簡単にホールインワンできるゴルフ-。

失敗のないゲームばかりが並ぶ「パーフェクトワールドシリーズ」は、競争社会で競争がなくなるという、中2病患者の頭の中にのみ存在する「完全な世界」を表現しています。

「受験の壁」同様、自己愛に満ちた中2病患者たちは、彼らにとってのみ都合の良い「完全な世界」を脳内に築き上げます。しかし、ある人にとっての「完全な世界」は、第三者から見れば奇妙な「思春期の勘違い」と映ることもあるわけです。

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最終更新:8月21日(日)10時37分

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