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新幹線のアイス、なぜ固い? イタリアンな食べ方をする「通」も

乗りものニュース 8/21(日) 10:00配信

「固い」ふたつの理由

 新幹線の車内販売における「定番」のひとつ、アイスクリーム。「固いこと」でも知られており、溶けるまで待ちきれず、削るようにして食べたことのある人、いるかもしれません。東海道新幹線で車内販売を担当しているジェイアール東海パッセンジャーズによると、それを販売した際、食べるまで「少々お待ちください」と案内しているそうです。

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 このアイスクリーム、そもそもなぜ固いのでしょうか。製造するスジャータめいらく(名古屋製酪)によると、「乳脂肪分が高く空気含有量が低いため濃厚、濃密で溶けにくいこと」、そして「販売時、ドライアイスによる温度管理が徹底されていること」が理由といいます。

社長も関わり「新幹線にふさわしいアイスクリーム」を

 一般社団法人 日本アイスクリーム協会の資料では、“いわゆるアイスクリーム”は「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4種類に分けられ、このうち「アイスクリーム」は「乳脂肪分8%以上」がひとつの基準で、「乳脂肪分が最も多く含まれており、ミルクの風味が豊かに感じられます」とのこと(乳脂肪分が次に多い「アイスミルク」は3%以上)。また、空気含有量(オーバーラン)が低いと「ねっとりした重みのある味」になるといいます。

 この車内販売のアイスクリーム、特に「バニラ」は乳脂肪分が15.5%と高く、かつ空気含有量が低いため濃厚で溶けにくく、販売管理がしっかりしていることから「固い」というわけです。

「日本を代表する新幹線のなかで召し上がっていただくのにふさわしい特別なアイスクリームということで、当時の社長(現・日比孝吉会長)が開発に関わり、とことん品質にこだわって作った商品です」(スジャータめいらく(名古屋製酪))

 同社によると、1991(平成3)年ごろに新幹線での車内販売が始まったというこのアイスクリーム、過去に販売されたものを含めると「バニラ」のほか「抹茶」「みかん」「りんご」「白桃」「メロン」「いちご」「コーンポタージュ」などの商品があるそうです(乳脂肪分は種類によって異なる)。

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最終更新:8/22(月) 13:26

乗りものニュース

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