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高須光聖×日テレ土屋P「松本人志の発言から考えるタレントとメディアの今後」

TOKYO FM+ 8/21(日) 12:00配信

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していく番組「空想メディア」。8月14日の放送では、先週に引き続きTプロデューサーでお馴染み、日本テレビの土屋敏男さんをゲストに迎え、テレビのあり方や海外で通用するコンテンツなどについて空想しました。

高須:タレントって小屋があって、ラジオ、テレビがあってスターが生まれ、ゴールデンの冠番組が生まれ、イベントをやると何万人を呼べる……ってなってましたよね。
僕は松本(人志)とずっとやってきましたけど、テレビの中で存在感を見せて映画をやったりしたんです。それは、(ビート)たけしさんがやったモデルじゃないですか。お笑い芸人の成功パターンというか。でもたまに松本と飯を食ったりすると「今後タレントってどうなっていくのかな。俺らの時代は良かったけど」って言うんですよね。「ギリギリ俺らの時代まで」って。

土屋:テレビのゴールデンで名前の付いた……っていうと、欽ちゃん以降ずっとあったわけじゃない? 俺の感覚で言うと、それは「笑っていいとも!」のグランドフィナーレの時に終わりました。それで新しいテレビの時代の模索が始まっている中で、昔のテレビに執着しているフジテレビとそうじゃない何かがある。そこはまだ僅差だけどね。

高須:タレントも小粒にならざるを得ないですよね。たけしさんをはじめ昔のタレントさんは、バカなことをやっていてもかっこよくテレビに出れてたんです。でも今、かっこよくテレビの中にいれるタレントさんが何人いてんのかなと。いくらゴールデンをやっていても、うまく司会をやっているだけみたいなね。中堅の芸人さん、タレントさんには「これで本当にいいのか」っていうジレンマがあると思うんです。何をやればかっこよくいられるのかと。

土屋:時代が変わったというか、“テレビ”、“日本”という箱が違うんだと思うね。例えば庵野秀明さんは「シン・ゴジラ」を作ったよね。ハリウッドの人がこれを見たら「次は庵野に作らせたい」と思うだろうし、動いてると思うよ。そういう時代だと思うよね。何年後かには庵野さんは、コンテンツ界のイチローに間違いなくなってるよね。
松本が今度Amazonプライム・ビデオでにらめっこをやるって言ってるじゃない? どんな企画かわからないけど、向きとしては世界向けのコンテンツだよね。これで世界中が笑えば、松本は世界を笑かすすごい奴だとなるかもしれないね。

高須:そのためには、戦略としてどこを突くんだろうと思うんですよ。笑いでなくても彼らが「ハっ」と思うものでもいいですよ。どこを突けば外国人は「日本人ってやっぱすごいなぁ」と思うのか。何を売ればいいのかなと思って。

土屋:前に松本とニューヨークでお笑いをやった時に、「彼はアメリカに来たら良いコメディアンになるかもね」みたいなことを上から目線で言われたんだけど、「ふざけんな」とは思ったよ。でもあの時に松本は「100点の笑いはアメリカでは必要ない。60点の笑いを100%の力で作りましょう」と言ったのが、俺はすごく正しいと思っていて。日本人がそんなことできるはずがないと今でも思われてるわけじゃない。でも過去のバラエティのアイデアをアメリカや世界中でやったら、俺は全然勝てるものがたくさんあると思う。そのためには「日本人ってなかなかやるじゃん」って、野球でいう野茂さんのような人が必要だよね。そこから松井さんが行きイチローさんが……ということになっていくから、それを何年かかけてやるべきだろうなとは思ってる。

(TOKYO FMの番組「空想メディア」2016年8月14日放送より)

最終更新:8/21(日) 12:00

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