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【高校野球】作新学院か北海か? 夏の甲子園決勝見どころは、今井vs大西のエース対決

Full-Count 8/21(日) 10:43配信

作新学院は投手層の厚さが強み、3試合連続本塁打の3番入江の存在がカギ

 第98回夏の甲子園は21日、いよいよ決勝戦を迎える。球児たちの熱いドラマの幕が閉じる。頂点への戦いは、54年ぶりの優勝を目指す作新学院(栃木)と北海(南北海道)の一戦となる。

2016年の優勝校は…21世紀の甲子園優勝校

 作新学院はエース・今井を中心に守り、走塁からリズムを作るチームカラー。また春までのエースは今井ではなく、3番で一塁を守る入江。左腕で背番号10の宇賀神も主戦級の投手として戦ってきた。元々球速のあった今井が、制球難を克服し急成長。今夏はエースナンバーを背負っている。そのため、投手力に余力があるのが強み。今井は準々決勝まで一人で投げ抜いたが、準決勝の明徳義塾戦では味方の援護を得て、5回でマウンドを降りることができた。自身も決勝戦を「完投したい」と話しており、最後の1試合で力を振り絞る。元々スタミナはある投手で、大会期間中も小針崇宏監督の下、十分に練習を積んできた。試合を作ることは問題なさそうだ。継投になっても宇賀神、入江も力があるため、試合が大きく壊れることはない。

 打つ方では、先手を取れるかに注目。作新学院の今年の野球は、先に点を取って試合を優位に進めることが勝利につながっている。そのため、3番に入っている強打者・入江の存在が、作新学院にとっても北海にとってもキーポイントになりそうだ。明徳義塾戦では無安打だったが、3得点。それまで12打数6安打で、史上7人目となる3試合連続本塁打も放っている。1番山本は守備からテンポを作るリードオフマン。チームの主将でもあるため、彼は乗るとチームも乗る。2番の山ノ井、6番の藤野も勝負強い。8番ながら捕手の鮎ヶ瀬もパンチ力があり、9番の今井も長打を打てる。このチームは送りバントが少ないため、積極的な打撃を見せてくるだろう。

甲子園期間中に力をつけた北海打線、4戦完投中エース大西を早期援護できるか

 北海も作新学院同様、エースを中心に守り勝つ野球。大黒柱はエースで主将の大西。V6岡田准一似のイケメン右腕は、昨夏の甲子園も経験し、苦い敗戦を力にしてここまでやってきた。灼熱の太陽の下で唯一の4試合連続完投中。タフな投手とはいえ、こちらはスタミナが心配される。作新学院が先行逃げきりのチームであることを考えると、大西の状態を見ても、先に得点がほしいところ。

 甲子園に来て、打線が力をつけている印象が強い。特に5番の川村は2試合連続で本塁打を放つなど、道大会では見られなかった活躍を見せている。4番を務めていた大西が死球のアクシデントで、急遽、打順変更を余儀なくされたが、新4番の佐藤大は攻守に活躍。1番の小野は準決勝の秀岳館戦で2安打、2番の菅野も2安打した。菅野は甲子園で15打数9安打、打率6割とチームの得点源になっている。この1、2番は打つだけでなく、足も小技もあるだけに、機動力でかきまわして、中軸に回したい。中軸が倒れても、8番に控えるのは元4番の大西。秀岳館戦でも先制の2点二塁打をマーク。9番の鈴木も俊足で内野安打をもぎとれる脚力がある。四球から盗塁で得点圏に進むパターンも見られた。下位打線でも得点できる力はあるため侮れない。

 両エース今井、大西の出来が、試合にどう影響するか。重要な局面で見せる作新学院・小針監督、北海・平川監督の采配にも注目。試合は14時から始まる。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8/21(日) 12:13

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