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障害者仲間1000人で追悼 相模原の事件受け9月に集会

カナロコ by 神奈川新聞 8月21日(日)8時30分配信

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で命を奪われた19人を全国の障害者仲間ら約千人で追悼し、問題提起する集会が、横浜市で開かれることになった。9月21、22日に開催する「ピープルファースト大会in横浜」のプログラムを変更し、事件の報告、思いの発表、献花などを実施する。「私たちは人間です。生きている人間です。一人の人間です、と叫びたい」。追悼行事の実施を決めた20日の実行委員会で、小西勉実行委員長は力を込めた。

 ピープルファーストは、「私たちは、障害者である前に人間だ」と訴え、活動している知的障害者の当事者運動。約千人が参加予定の横浜大会は半年ほど前から準備を進めていた。しかし、運動の訴えを真っ向から否定する事件が、開催県で発生。元施設職員の容疑者(26)の「障害者は周りを不幸にする。死んだ方がいい」などとする独善的な考えに国内外で衝撃が広がった。

 この日の実行委員会に集まった約50人の知的障害者らからは、「人間として絶対にやってはいけないことだ。犯人に怒りを感じる」「とても悲しく悔しい。私たちは一人の人間として頑張っている」「名前を隠されたままの仲間たちにしっかり献花したい」といった悲痛な訴えが続出。「山奥に施設をつくり、仲間を送り込んできた社会全体の問題もある」などと、障害者を取り巻く社会状況を疑問視する声も上がった。

 追悼イベントは、9月21日午後1時から横浜市中区の大さん橋ホールで開く全体会で実施。障害者が事件現場となった施設の周辺で撮影したビデオ映像も上映して問題提起し、大会声明も発表する。同22日午前9時30分~11時は同ホールなどで分科会を行う。問い合わせは、事務局(ピープルファースト横浜)電話045(382)3055。

最終更新:8月21日(日)8時30分

カナロコ by 神奈川新聞