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大統領府「フカヒレ料理」の波紋、特級ホテルへ飛び火

ハンギョレ新聞 8月21日(日)6時52分配信

ロッテ、新羅など12のホテルでフカヒレ販売 ひれのみ切り取り、胴体は生きたまま捨て 絶滅危機のサメの保護のための声高まる 「フカヒレ料理をやめよ」1人デモなど活発

 大統領府の昼食会に出されたフカヒレ料理が触発した非倫理性の問題が、韓国の主な特級ホテルの中華料理店へと広がっている。料理の材料にするための残忍な漁業方法が改めて知られ、動物虐待反対への問題に広がる様相だ。

 環境運動連合が韓国の特1級ホテルのうち26カ所を対象にフカヒレ料理の販売実態を調査したところ、ロッテホテルや新羅ホテルなど12カ所でフカヒレ料理を販売していることが分かったと19日、明らかにした。これらのホテルの中華料理店のメニューには「特級サメの尾びれのチム(蒸し物)」や「サメ尾びれ紅焼(ホンシャオ)ソース」などを含む1人当たり17万~38万ウォン(約1万5000円~3万4000円)ほどのコース料理が記されていた。環境連は「ザ・プラザホテルの場合、毎年節日のたびに中国3大珍味の一つとして「フカヒレ蒸し」贈り物セットを大々的に販促するなど、フカヒレ料理を積極的に販売している」とし、「フカヒレ料理を販売している12のホテルに対して販売中止を訴える公文書を2015年に送ったが、まだ返事がない」と明らかにした。

 フカヒレ料理に対する非倫理性の問題は11日、朴槿恵(パク・クネ)大統領とセヌリ党新執行部が出席した大統領府での昼食会で、フカヒレがトリュフやキャビアなどと一緒にメニューに出て火が付きはじめた。サメのひれだけ切り取った後、胴体を生きたまま海に投げ捨てる野蛮な採取のために、フカヒレの大量消費国である中国でも習近平政府が公式の宴会から退けるなど、この料理の販売を不法化する国が増えているという事実が知られるようになったことによる。

 その後、ツイッターをはじめとするソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)では、ひれを切り取られたまま海の底に沈み苦しんで死んでいくサメの姿が撮られた動画が数百件以上シェアされるなど、フカヒレ料理を禁止すべきという世論が高まっている。 また、韓国動物保護連合のイ・ウォンボク代表が18日、大統領府前の噴水台で大統領府のフカヒレメニューの昼食会を糾弾し1人デモを行うなど、環境・動物団体なども「絶滅の危機に瀕するサメの保護」や「動物虐待禁止」などを理由にフカヒレ料理の販売中止を要求する声を上げている。

 一方、環境連が実施した今回の調査で、マリオット・チェーンホテルとヒルトン系列ホテルなど9カ所は、サメの保護運動に参加するという趣旨からフカヒレ料理の販売を禁止している。残りの5カ所にはそもそも中華料理店がないと調査されている。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8月21日(日)6時52分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。