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「いじめ防止にピアサポートを」沖縄県審議会

沖縄タイムス 8/21(日) 12:45配信

 第2回県いじめ防止対策審議会が2日、県庁で開かれた。医師や弁護士、学識経験者ら6人の委員が出席。子どもたちが安心して声を上げられる環境を整える重要性を指摘した。児童・生徒間で思いを受け止め、支え合う「ピアサポート」の態勢をつくることが、いじめ予防の一歩になる、との意見も出た。

 同審議会は、いじめを防ぐ対策を検討し、重大な事案が発生した場合には調査することができる組織で、県教育庁が昨年12月に設置した。同庁はこの日、県立学校の取り組みを報告。これを受け、委員からはさまざまな考えが示された。

 琉球大学教授の近藤毅医師は、子どもが相談しやすいようメールなど、対面でない形を充実してほしいと提案。「プレッシャーなく相談できるようになる上、リアルタイムで発信できるようになる」と話した。

 また、児童・生徒がサポートを起こせるようになると、「いじめの傍観者が減り、クラスに『免疫力』ができ予防になる」と説明。海外ではピアサポートが自殺予防などに生かされているといい、「その観点の対策として、コミュニケーション教育を深めてほしい」と要望した。

 臨床心理士の国生まゆみさんは、各校で実態把握のために実施されているアンケートについて「これには絶対答えないという生徒がいた。傾向を把握するツールではあるが、ケースを割り出すものではない」と指摘。日頃の様子を注視することが重要、と訴えた。

最終更新:8/21(日) 12:45

沖縄タイムス

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