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松村氏の功績再認識 福光で没後45年フォーラム

北日本新聞 8/21(日) 22:46配信

 ■日中友好への尽力紹介

 日中友好や農地改革に尽力した旧福光町出身の元衆院議員、故松村謙三氏の没後45年を記念したフォーラムが命日の21日、南砺市の福光福祉会館で開かれた。同氏の研究者の講演やパネルディスカッションを通して同氏の功績を再認識するとともに、若い世代に広く伝えていくことを誓い合った。

 井上正也成蹊大准教授が「松村謙三と日中関係」と題し講演。1962年の「第2次松村訪中」などを通し、中国側に譲歩せず日中貿易再開の足掛かりを築いたことが松村氏の最大の功績であると評した。「日中友好に力を尽くしただけでなく、非常にしたたかで老練な外交交渉術を持った人物だった」と述べた。

 パネルディスカッションでは、武田知己大東文化大教授がコーディネーターを、井上准教授、櫻井廣明元石川県議会副議長、松本洋幸大正大准教授、藤井誠一郎大東文化大講師がパネリストを務めた。福光地域の刀利ダム建設に当たり、松村氏が自ら地域に出向いて住民を説得した逸話が紹介された。「大政治家でも細かい動きをおろそかにしなかった」(櫻井元副議長)、「欲を排し、自らのビジョンに向け全力を出せる人物だった」(井上准教授)などの意見が出た。フォーラムは同氏の顕彰会と市日中友好協会(ともに桃野忠義会長)が開催。市民や各研究者の下で学ぶ学生ら約100人が来場した。

北日本新聞社

最終更新:8/21(日) 22:46

北日本新聞