ここから本文です

お盆の欧州便、ANAとJALに差 国内線全社8割超え、航空各社の利用実績

Aviation Wire 8月22日(月)20時46分配信

 全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)など航空各社は8月22日、お盆期間(10日から21日まで、12日間)の利用実績を発表した。国際線のロードファクター(座席利用率、L/F)は各社とも9割前後で推移し好調だった。国内線は前年を上回り、ANAとJALが8割台、LCC各社は9割台で堅調に推移した。

 また欧州方面の旅客数は、2016年ゴールデンウィークに引き続き、ANAが前年を下回る一方、JALは前年を上回った。

 出発のピークは各社異なったものの、下りは今年から祝日「山の日」に制定された11日となったところが目立った。

◆ANA

 ANAの旅客数は国際線が前年同期比8.9%増の34万8430人で、国内線は5.4%増の194万4600人。提供座席数は国際線が9.2%増の39万7794席で、国内線は0.5%減の239万3428席となった。L/Fは国際線が0.2ポイント低下し87.6%、国内線は4.5ポイント上昇し81.2%だった。

 国際線は、欧州線の旅客数が2.5%減の3万399人、北米線が1.5%減の6万1325人となったものの、そのほかの方面は前年を上回った。日本発はアジアやホノルル便、海外発は欧州方面からの利用が好調だった。中国路線は日本発、現地発ともに堅調に推移した。

 国内線は、沖縄のL/Fが87.4%と好調。旅客数の伸び率では、沖縄(前年同期比10.1%増)のほか、4月に起きた熊本地震で観光需要が落ち込んでいた九州(8.3%増)も目立った。

 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が11日(L/F 96.0%)と10日(95.0%)、13日(92.3%)、12日(91.4%)、上り(日本着)は21日(92.9%)と15日(90.3%)、20日(90.0%)、国内線は下りが11日(96.6%)と10日(96.4%)、12日(90.0%)、上りは16日(92.7%)と20日(91.7%)、21日(91.2%)、19日(91.1%)、18日(90.6%)、15日(90.1%)となった。

◆JAL

 JALグループの旅客数は国際線が前年同期比2.0%増の33万1078人で、国内線は5.2%増の140万6496人。提供座席数は国際線が0.1%増の35万9149席、国内線は1.3%減の164万4915席となった。L/Fは国際線が1.7ポイント上昇し92.2%、国内線は5.3ポイント上昇し85.5%だった。

 国際線の方面別では、L/Fが89.1%となった東南アジア線以外は90%を超えた。中でもグアム線が97.6%、ホノルル線が95.1%で好調。旅客数の前年比では、米大陸線が12.0%増、中国線が10.9%増などとなった。欧州線は1.3%増の3万589人だった。

 国内線は中国・四国地方の旅客数が対前年比17.7%増で好調。熊本地震で観光需要が冷え込んでいた九州は4.1%増となった。

 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が11日(97.9%)と10日(96.3%)、21日(95.3%)、12日(94.7%)、20日(93.6%)、上り(日本着)は15日(95.1%)と21日(94.8%)、17日と20日(ともに93.1%)、18日(93.0%)、国内線は下りが11日(98.7%)、と10日(97.7%)、12日(95.9%)、上りは20日(96.1%)と21日(95.6%)、15日(94.6%)、18日と19日(ともに93.7%)、14日(92.7%)、16日(92.4%)で分散傾向になった。

◆スカイマーク

 スカイマークの旅客数は前年同期比8.9%増の25万1394人、提供座席数は4.8%増の27万1518席。L/Fは3.5ポイント上昇し92.6%となった。

 搭乗日別のL/Fは、下りは11日の99.1%、上りは20日と21日の97.7%が最も高かった。

◆スターフライヤー

 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)の旅客数は前年同期比11.3%増の6万410人、提供座席数は1.6%増の6万6379席。L/Fは7.9ポイント上昇の91.0%となった。搭乗日別のL/Fは、下りは10日の99.2%、上りは13日の99.9%が最も高い値となった。

◆エア・ドゥ

 エア・ドゥ(ADO/HD)の旅客数は前年同期比19.1%増の9万3792人、提供座席数は11.1%増の10万7898席。L/Fは5.8ポイント上昇し86.9%となった。搭乗日別のL/Fは、下り(北海道着)が11日の99.6%、上り(北海道発)は16日の97.8%が最も高かった。

◆ソラシドエア

 ソラシドエア(SNJ/6J)の旅客数は前年同期比4.7%増の8万1070人、提供座席数は5.7%増の9万4001席。L/Fは0.8ポイント低下し86.2%となった。搭乗日別のL/Fは、下りが11日の99.4%、上りは19日と20日の99.3%が最も高かった。

◆ピーチ・アビエーション

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の旅客数は国際線が前年同期比39.0%増の6万6268人、国内線が4.3%増の12万4401人。提供座席数は国際線が34.0%増の7万920席、国内線が4.9%増の13万3920席となった。L/Fは国際線が3.3ポイント上昇し93.4%、国内線は0.6ポイント低下し92.9%だった。

 搭乗日別のL/Fは、国際線は下り(関西・那覇・羽田発)が11日の96.7%、上り(関西・那覇・羽田着)は19日の95.5%が最も高かった。国内線は下り(関西・那覇・成田発)が11日の95.6%、上り(関西・那覇・成田着)が15日の94.5%が最も高かった。

◆ジェットスター・ジャパン

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、国内線の旅客数が前年同期比11.7%減の18万3294人、提供座席数は12.5%減の19万9800席、L/Fは0.8ポイント上昇し91.7%となった。国際線の旅客数は前年比2.71倍の1万5154人、提供座席数は3.18倍の1万8360席、L/Fは14.3ポイント低下し82.5%だった。

 搭乗日別のL/Fは、国内線は下りが11日の95.4%、上りが21日の96.8%が最も高く、国際線は下り(日本発)が10日の96.4%、上り(日本着)は18日の89.7%が最も高い値となった。

◆バニラエア

 バニラエア(VNL/JW)の旅客数は国際線が前年同期比49.4%増の3万6015人、国内線が6.7%減の4万4704人、提供座席数は国際線が50.0%増の3万8880席、国内線が8.3%減の4万7520席。L/Fは国際線が0.4ポイント低下し92.6%、国内線が1.7ポイント上昇し94.1%だった。

 搭乗日別のL/Fは、国際線は下りが13日の98.7%、上りは19日の97.3%が最も高かった。国内線は下りが11日と12日の98.0%、上りが16日と20日の97.8%が最も高い値となった。

◆春秋航空日本

 春秋航空日本(SJO/IJ)の旅客数は国内線が前年同期比13.6%減の1万5303人、提供座席数が22.2%減の1万5876席、L/Fは9.7ポイント上昇し96.4%だった。2月に運航を開始した国際線は、旅客数が4434人、提供座席数が4536席、L/Fが97.7%だった。

 搭乗日別のL/Fは、国内線は下りが12日の99.7%、上りは15日の99.8%が最も高かった。国際線は下り(日本発)が13日から16日までの4日間が満席。上り(日本着)は10日と13日、19日の99.5%が最も高い値となった。

◆FDA

 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)の旅客数は、前年同期比63.7%増の5万7286人、提供座席数は41.2%増の6万6880席。L/Fは11.8ポイント上昇し85.7%となった。

 前年の調査対象期間は、2015年8月7日から16日までの10日間。今回の対象期間と同様の2015年8月10日から21日までの12日間と比較すると、旅客数は前年比33.1%、提供座席数は11.7%、それぞれ増加。L/Fは10.3ポイント上昇した。

Yusuke KOHASE

最終更新:8月23日(火)0時7分

Aviation Wire