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【ベトナム】20年までにシェア2割目指す=JCBI社長

NNA 8月22日(月)8時30分配信

 JCBの海外事業子会社JCBインターナショナル(JCBI)の三宮維光社長は19日、ベトナムのクレジットカード市場で2020年までにシェア20%を目指す考えを、NNAに対して明らかにした。割引優待の拡充や富裕層の取り込みを図り、普及を加速させる方針。
 JCBはベトナムでは、1991年に加盟店業務を開始し2011年からクレジットカードを発行している。現在カードが使える加盟店は12万店、カード発行枚数は約40万枚で市場シェアは10%を持つ。またカードの発行契約を結ぶ銀行が8行ある。こうした現状を踏まえて、三宮社長は「マーケットでプレゼンスを得て好循環が出るのは、シェア20%を超えてからだと思うので、20年までに実現したい」と述べた。
 その上で、「普及にはクレジットカードを使うメリットを感じてもらう必要がある」(三宮社長)とし、カード会員向けの優待や割引サービスなどに力を入れて他社との差別化を図る考えを述べた。既にコンビニエンスストア「ビーズ・マート」や飲食店の「Kichi-Kichi(キチキチ)」「MOF」などで割引優待を受けられるが、一層拡充する方針。現在ベトナムでは、飲食店やスーパーマーケットでの支払いのほか、航空券の購入にカードが使用されることが多いという。
 またJCBは、幅広くブランド認知度の向上を図るために、「ドラえもん」を活用したカードを発行しているが、同時に「ベトナムには富裕層が相当いるため、プラチナカード会員として取り込むことも鍵になる」(三宮社長)として、高額消費が期待される富裕層の会員獲得を急ぐ考え。
 今後の市場動向について、三宮社長は「ベトナムにもキャッシュレスの流れは来る。交通インフラの発達と自動車の普及によるETC(電子料金収受システム)の利用や、海外旅行者の増加でカードの携行が必須になる」と話す。このほか、スマートフォンを使ったオンラインショッピングの利用にも期待しているという。
 
 ■事業開始から25周年
 
 JCBIは19日、ベトナム事業の開始から25周年を記念してセミナーを開催した。銀行のカード部門の担当者など60人余りが参加。三宮社長がJCBの事業や今後ベトナムでも利用が期待される非接触型ICカードでの決済方法などについて説明した。
 JCBIは13年にハノイに駐在員事務所を開設し、今年5月にはホーチミン市にも駐在員事務所を設けている。

最終更新:8月22日(月)8時30分

NNA