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リオ五輪、オカモトコンドームの株価が高騰

ZUU online 8/22(月) 17:40配信

リオ五輪は21日、閉会式を行い熱戦の日々に幕を下ろしました。日本の獲得メダル数は41で史上最多となり、たくさんの話題で盛り上がりましたが、気になるのは五輪関連銘柄の動向です。

一般的に五輪関連銘柄というと経済波及効果が高いゼネコン株や不動産株ですが、なんと最近はコンドーム銘柄も関心が高まっているようです。

猫ひろし @cathiroshi
なんで選手村にコンドーム置くようになったんだろう?東京オリンピックでも置くのだろうか?リオひろしの素朴な疑問。そうだヤフー知恵袋で聞いてみよう。

2016年8月13日 12:31

ちなみに、2016年8月12日、猫ひろしさんも「なんで選手村にコンドーム置くようになったんだろう?東京オリンピックでも置くのだろうか?リオひろしの素朴な疑問。」とTweetしています。

2016年3月期の純利益は50億円となり、過去最高となったオカモト <5122>はどうだったのでしょうか?

■オカモトは1992年の五輪以来の高値

オカモトの株価を見ていると、2016年8月15日に一時1296円と2015年の高値1280円を更新、1992年にバルセロナオリンピックで話題になった時以来の高値を付けています。

ちなみに実際にはオカモトの売上に占めるコンドームの比率は10%程度まで低下しており、ゴムやプラスチックフィルムを使った建材、産業資材がメインの会社になっています。ただ、どうしても市場ではコンドームメーカーとしての話題が先行します。

■リオ五輪で配給されたコンドームはロンドン五輪の3倍!?

リオ五輪では、選手村で1万500人の選手に無料配布するコンドームを45万個用意したようです。45万個はブッチギリの過去最高、オリンピック・レコードです。

ブラジル保健省は男性用を35万個、女性用を10万個用意したそうです。女性用コンドームが五輪で配布されるのは今回が初めて。17万5000個の潤滑ローションも配布されたようです。ブラジルで危惧されているジカウィルス感染症の防止効果もあることから大量配布にしているのではないかと見られています。

2012年のロンドン五輪ではコンドーム配給は15万個でしたので、リオでの配給数は3倍に達しています。選手一人あたり42個です。オリンピック期間は17日間ですので、一人あたり1日約2.5個使える計算になります。

オリンピック選手のコンドーム消費量はすごいのですね。

■五輪でのコンドーム配給は1988年から

ちなみに五輪でコンドームが初めて配布されたのは1988年のソウル大会です。HIV(エイズ)が1980年代に発見され、世界的に猛威をふるい社会問題となりました。

コンドームは、それまで主に避妊の用途として使用されていましたが、エイズなどの感染症の防止としての効果の高さが認識され始めました。その象徴としてコンドームが五輪で無料配給されることになったのです。

1992年のバルセロナ以降、五輪でコンドームを配ることはお決まりになりました。HIV撲滅のためのキャンペーン化したのです。2000年のシドニー五輪では、用意していた7万個のコンドームでは足りず2万個が追加注文されました。2004年アテネでは13万個、2008年の北京では10万個でした。2012年のロンドンでは15万個を準備したにもかかわらず5日で品薄になってしまったようです。

■コンドームは選手のおみやげアイテム

非売品のオリンピック・コンドームは選手の格好のお土産アイテムとなっているようです。

リオ五輪の男子マラソンにカンボジア代表として出場するお笑いタレントの猫ひろしさんは8月1日に「オリンピック・パラリンピック版コンドーム!本当に配られてた」というツイートとともに、選手村に設けられた無料コンドーム・ディスペンサーの写真を投稿して話題になりました。

猫ひろし @cathiroshi
オリンピック・パラリンピック版コンドーム!本当に配られてた。

2016年8月1日 09:31

コンドームの五輪での提供メーカーは、正式には公表されていないようですが、世界に向けて業界のキャンペーン効果が高いことは疑いないでしょう。

■これからも、コンドームメーカーは五輪関連銘柄として注目

今回は、女性用コンドーム、潤滑ローションなどが世界的発信されました。日本では現在女性用コンドームはあまり販売されていないようですが、今後は拡大するかもしれません。こうした経緯からコンドームは五輪関連銘柄として注目されるのです。

オカモトも、1998年の長野冬季オリンピックのときに配布したそうです。オカモトと相模ゴム<5194>が発売しているポリウレタンの0.01ミリの極薄コンドームの技術力は、東京五輪で話題になることは間違いなさそうです。

株式市場は、会社のファンダメンタルズだけでなくこうした材料で大きく動くところが難しくもあり、面白いところです。五輪を観ながらどういう会社が儲かるのだろうかを考えるのも五輪観戦の楽しみのひとつではないでしょうか?

平田 和生
慶応大卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダー。ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。日本株トップセールストレーダーとして活躍。現在は主に個人向けに資産運用を助言。

(提供:DAILY ANDS)

最終更新:8/22(月) 17:40

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