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トライアスロン日本代表 現地支援 相田博幸さん(若松出身)、尾内香さん(大熊出身)

福島民報 8/22(月) 10:31配信

【リオデジャネイロで羽田朋彦本社報道部副部長】リオデジャネイロ五輪トライアスロンで日本代表のバイクメカニックチーフを務めた福島県会津若松市出身の相田博幸さん(41)=会津工高、帝京平成大卒=とコーディネーターで大熊町出身の尾内香さん(33)=原町高、玉川大卒=は共にロンドン大会に続き選手の活躍を支えた。
 相田さんはバイク整備全般を担当した。輸送後に組み立てたバイクの確認や、でこぼこの多いコースでのパンクなど緊急時に備えた。実際に競技中、チェーンが外れた他国選手もいた。日本勢にトラブルはなかった。
 千葉市でトライアスロン用品店の店長をしている。東京五輪へ向けて「今回は男女共バイクから速い展開になった。機材調達や助言を含め、どんな状況になっても対応できるようサポートを続ける」と意欲を示した。
 「ユカー」。尾内さんは20日に行われた女子のレースに出場し、15位だった佐藤優香選手(24)を見つけると抱き合って喜んだ。満足できる成績ではなかったが、これまでの苦労を思い出し、2人で泣いた。周囲の観客もカメラを向け、感動を分かち合った。
 尾内さんは飯島健二郎日本代表監督(57)を補佐する役目で、役員や選手の調整・サポート全般を担った。コース上でも選手に声援を送った。
 原町高時代に陸上の800メートルで全国高校総体(インターハイ)に出場した他、市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)には大熊中時代から大学まで計6回出場した。山梨県に拠点を置くチームケンズでマネジャーをしている。日本オリンピック委員会のアシスタントナショナルコーチも務めている。
 大熊町の実家は東京電力福島第一原発事故で避難区域となり、両親や兄家族は会津若松市に移り住んだ。古里を気にしながらも「県外に住んでいるので」と多くを語らず、思いを胸にとどめている。
 今後について「選手への気配りなどやり足りない部分がある。4年後に佐藤選手が成長した姿を見たい。一緒に成長していきたい」と夢を描いている。

福島民報社

最終更新:8/22(月) 10:57

福島民報