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ネイマール号泣…ブラジル悲願の金 王国“二つの悲劇”に終止符

デイリースポーツ 8月22日(月)6時4分配信

 「リオ五輪・サッカー男子・決勝、ブラジル1-1(PK5-4)ドイツ」(20日、マラカナン競技場)

 男子決勝がマラカナン競技場で行われ、3大会連続13度目出場の開催国ブラジルがドイツと1-1で延長を終え、PK戦を5-4で制して初の金メダルに輝いた。オーバーエージ枠で出場した主将のFWネイマール(24)=バルセロナ=が前半26分に直接FKを決めて先制。PK戦では5人目のキッカーとして成功し、120分を超える死闘に終止符を打った。3位決定戦はナイジェリアがホンジュラスを3-2で下し、銅メダルを獲得した。

 両膝と頭を地面につき、祈るようにネイマールは泣いた。5人目のキッカーとしてブラジルに悲願の金メダルをもたらすPKを沈めると、「人生で最高の出来事の一つ。夢がかない、母国を誇りに思う」と歓喜に浸った。

 先制点もネイマールだった。前半26分に自ら倒されて得た28メートルの直接FKを鮮やかに決めた。観戦に訪れた五輪3大会連続3冠を達成したボルトの前で、勝利を確信したかのように“ボルトポーズ”を披露した。

 W杯最多5度の優勝を誇るサッカー王国にとって、五輪は全世代を通じて唯一手にしていないタイトルだった。五輪では3度決勝に進出していたが全て準優勝。ネイマール自身も12年ロンドン大会で銀メダルに終わっていた。今回は6月の南米選手権を棒に振ってまで自国開催の五輪にこだわり、ついに悲願を成就させた。

 1次リーグでは2試合連続スコアレスドローで敗退の危機にさらされた。批判の矢面に立たされたネイマールは、元ブラジル代表ジーコ氏から「主将にふさわしくない」と酷評されたが、この日は「批評家たちは自身の発言を引っ込める時だ」と言ってのけた。

 王国には二つの悲劇の歴史がある。50年W杯で優勝が懸かったウルグアイ戦に敗れ、衝撃のあまり死者も出た“マラカナンの悲劇”と、14年W杯準決勝でドイツに1ー7と惨敗した“ミネイロンの悲劇”。因縁の相手にリベンジを果たし、66年前の悲劇の舞台を歓喜で包んだ。

 表彰式ではおなじみの「100%JESUS」と書かれた白いハチマキを巻いて誇らしげに笑った。6万3707人が詰め掛け、カナリア色に染まったスタンドでは「世界王者!私はブラジル人で、それが誇りだ」の大合唱がいつまでも響き渡った。

最終更新:8月22日(月)9時1分

デイリースポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。