ここから本文です

<Wコラム>いま読みたい! 人気俳優物語~ソン・スンホン(前編)

WoW!Korea 8月22日(月)17時48分配信

今秋に韓国と日本で放送が予定されている『師任堂(サイムダン)、色の日記』。大女優のイ・ヨンエが『宮廷女官 チャングムの誓い』以来、13年ぶりにテレビドラマに復帰することで大きな話題を呼んでいるが、その相手役を堂々と務めるのがソン・スンホンである。

ソン・スンホンのプロフィールと写真


■タフな精神力を持った強い男

 俳優は、誰もが多様な役を幅広く演じることを望む。それは、俳優の性(さが)なのであり、固定化されたイメージを嫌うのが宿命でもあるのだ。

 しかしながら、幅広い演技をこなすのは容易ではない。ファンがいったん心に焼き付けた俳優のイメージは、そう簡単に覆るものではなく、その先入観がややもすると俳優を臆病にさせる。けれど、そんな閉塞感から勇気を持って抜け出す俳優もいる。

 たとえば、ソン・スンホン。

 彼は繊細で優しい感性で世に出て、四季シリーズの作品を通してそのイメージを決定的にしたのだが、今はタフな精神力を持った強い男の存在感を示している。

 彼は、どのようにして、劇的にイメージを変えたのか。


■堅実な人生観

 始まりは、ファッション系のモデルだった。

 ソウル出身のソン・スンホンは、1995年、18歳のときにモデルとなり、都会的なセンスで人目をひいた。彼は芸能関係者の目に留まり、1996年にMBCのシットコム「男女6人恋物語」で俳優デビュー。まじめな大学生を演じて大いに注目された。

 続いて出演したドラマは『あなた、そして私』。暗い性格を持った地味な青年を演じたが、天性の華やかさは隠せるはずもなく、恵まれた容姿が視聴者の心をとらえた。

 しかし、彼は浮かれなかった。

 「人気を実感する余裕がありません。もともと変化の激しい世の中なので、この人気もいつ変わるかわかりません。それよりも僕は大局的な視点から演技力を磨き、いつも挑戦する俳優でいたいと思います」

 この発言を見ても、ソン・スンホンが堅実な人生観を持っていることがわかる。

 1998年にはドラマ『勝負師』に出演し、不正に立ち向かうエリート刑事に扮した。1999年には、映画『カラー』で人気絶頂だったキム・ヒソンと共演し、一歩も引けをとらなかった。さらに、ドラマ『ハッピー・トゥゲザー』では先輩俳優のイ・ビョンホンと渡り合い、俳優としての成長を証明した。


■目の輝きに惹かれた

 勘の良さが彼の持ち味。周囲から愛される性格も、俳優人生を後押しした。

 そして2000年。彼はユン・ソクホ監督に指名されて『秋の童話』に主演した。ユン・ソクホ監督は、何よりもソン・スンホンの目の輝きに惹かれたという。

 「演技は経験を積めば上達するが、その人が持っているイメージだけは天性のもの。私はそのイメージを大切にしています」

 さすがに、名監督は感性が違う。ユン・ソクホ監督は『秋の童話』でソン・スンホンの目のアップを多用した。それがソン・スンホンの最大の魅力だと知り尽くしていたからである。

 この『秋の童話』がアジア各国で人気を集め、ソン・スンホンは韓流スターとしての地位を固めた。出演依頼が殺到する中で、『冬のソナタ』を大成功させたユン・ソクホ監督は『夏の香り』で再びソン・スンホンを指名。彼は意欲的に役作りを行ない、髪を染め、さらに洗練された優しさをアピールした。

 ユン・ソクホ監督がこだわった四季シリーズの4作品。その中で二度も主演したのはソン・スンホンだけだった。ユン・ソクホ監督がどれほどソン・スンホンの目の輝きを高く評価していたかがわかる。


文=康 熙奉(カン ヒボン)
(ロコレ提供)

最終更新:8月22日(月)17時56分

WoW!Korea

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。