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【札幌記念】重賞初勝利ネオリアリズムが同厩モーリスから大金星! 吉田代表が見た「勝負の分かれ目」

東スポWeb 8月22日(月)21時0分配信

“世界のモーリス”参戦で注目を集めた21日のGII札幌記念(札幌芝2000メートル)は、1番人気が5年連続で敗れる波乱決着。断然人気のモーリス(牡5)を封じたのは、同じ堀厩舎の同期ネオリアリズム(牡5)だった。重賞未勝利馬が昨年の年度代表馬を2馬身差で下す大金星。「格より調子」とされる夏競馬だが、同一厩舎で明暗を分けた要因とは? レースを振り返る。

 1番人気馬受難の札幌記念は今年も波乱で幕を閉じた。制したのは堀厩舎“第2の馬”ネオリアリズム。「2頭出しは人気薄から」の格言こそあれ、まさか身内に刺客が潜むとは主役のモーリスも思っていなかった?

 最終追い切り(17日函館芝)では、馬なりのモーリスに対し、一杯に追われて半馬身遅れ。格でも稽古でも見劣りしたネオリアリズムが大物食いを成し得た要因のひとつは鞍上・ルメールのファインプレーだろう。

「メンバーを見て行く馬が見当たらなかった。すごくかかる馬だが、逃げればおそらくリラックスして走れる。昨夏に彼に乗ってポテンシャルは分かっていたし、一発勝負にかけてみた」

 ハナに立つ競馬はこれまでデビューから13戦で皆無。それを強敵揃いの重賞で決断できるのが、名手の名手たるゆえんか。5ハロン通過59秒9とよどみないペースで飛ばしつつも、ラスト1ハロンを12秒3でまとめた。4角7番手のモーリスが直線の短い札幌で差すのは容易なことではない。

「最後はモーリスに来られて怖かったが、この馬も止まらなかった。うれしいです」(同騎手)

 生産者であるノーザンファームの吉田勝己代表が「まさかこんな走るとは…。道悪がうまいんだろうねぇ」と目を丸くした通り、重賞未勝利馬のGII制覇には稍重馬場のアシストも確かにあっただろう。

 とはいえ国際GI・4勝馬に影も踏ませぬ快勝は、今後の可能性を大きく広げるもの。5歳馬ながらキャリアはまだ14戦で兄はGI・2勝馬リアルインパクト…。今年の最大目標となる10・30天皇賞(秋)でも、状況次第で大きくクローズアップされることになる。

最終更新:8月22日(月)21時0分

東スポWeb

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