ここから本文です

【ライブレポート】筋肉少女帯人間椅子、奇跡のコラボイベント再び

BARKS 8/23(火) 12:58配信

筋肉少女帯人間椅子、筋肉少女帯、人間椅子の3バンドが、2016年8月21日東京・豊洲PITにて<地獄のアロハLIVE Blu-ray&DVD 発売記念ツアー>の東京公演を行なった。

◆ライブ画像

本ツアーは、シングル「地獄のアロハ」リリースイベントとして2015年6月に行なわれた東京・渋谷公会堂公演のライブBlu-rayおよびDVD発売を記念して行なわれたもの。ソールドアウトした満員の会場にまず人間椅子が現れ、真夏のライブの1曲目に「雪女」をチョイスし、ブルーの照明が妖しくメンバーを照らすなかライブがスタートした。

今回はコラボイベントということで、序盤から早速筋肉少女帯「少年、グリグリメガネを拾う」のカバーをパフォーマンス。MCでは、鈴木研一(Vo&B)は両バンドが入り交じる楽屋で過ごす時間がとても楽しいが、筋肉少女帯とのライブがしばらく無いので寂しいとコメント。和嶋慎治(Vo&G)は<ROCK IN JAPAN FESTIVAL2016>と<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO>への初出演を果たしたことについて喜びの報告をしたほか、筋肉少女帯の背中を見ながら活動を続けてきた自分たちが同じステージに立てていることに感無量だと話し、両バンドの仲の良さや信頼関係を感じさせた。またナカジマノブ(Vo&Dr)は、この日出演したメンバーのなかでもちょっとヤングな唯一の40代であるということを明かし、笑いを誘った。後半にはテルミンを入れた「超能力があったなら」、「ぶんがちゃっちゃ」とオーディエンスからコールが沸き起こった「新調きゅらきゅきゅ節」など全9曲を演奏し、バトンを繋いだ。

続いては筋肉少女帯のステージへ。当日は日本に台風が接近していたことから、大槻ケンヂ(Vo)は、「台風より盛り上がってくれー!」と煽り、「イワンのばか」「カーネーション・リインカネーション」を続けて披露。5月に声帯ポリープ除去手術を受けた大槻は、喉が治ったことをアピールしながらはしゃいでおり、どうやらエンジン全開の様子だ。「日本印度化計画」では、また大きな声でコール&レスポンスができるようになったことへの喜びを噛み締め、「ワインライダー・フォーエバー」では、橘高文彦(G)、本城聡章(G)、内田雄一郎(B)が各々の楽器を置き、キーボードとドラムのサウンドに乗せてラップを展開。「踊るダメ人間」ではオーディエンスが一体となってダメジャンプをし、会場の熱は上昇していく一方だった。筋肉少女帯は全7曲を披露し、いよいよメインアクトの登場だ。

ラストは筋肉少女帯人間椅子の出番…のはずだったが、姿を見せたのはフミー橘高(橘高文彦)、トニー内田(内田雄一郎)、鈴木、和嶋、ナカジマによる“ブラック菩薩”。「日本で1番の学芸祭にするからな!」とフミー橘高が宣言し、ブラック・サバスの「Warpigs」「Paranoid」をカバーした。

また暗闇のなか鈴木だけに照明が当てられ姿が浮かび上がると、KISSのジーン・シモンズよろしく口から血を吐き出すというおどろおどろしい場面も。一方、途中で現れた内田は衣装と楽器が汚れないようにエプロンを装着、よだれかけ状態で血を吐く姿にはなんとなくかわいらしさも感じられ、その流れから鈴木、和嶋、ナカジマ、橘高、本城、内田がKISSの「Rock’n Roll All Night」をカバー。演奏後に登場した大槻は「モニターで見てたけど、すごい楽しそうだね」と寂しげな様子を見せていた。

筋肉少女帯人間椅子の「地獄のアロハ」ではそんな大槻ももちろん加わり、フルメンバーで人間椅子の「りんごの泪」と筋肉少女帯の「釈迦」を披露。違うバンドのメンバー同士が1本のマイクでコーラスをしたり、ソロを交互に弾いたりするというコラボイベントならではの姿にオーディエンスが熱狂し、本編が幕を閉じた。

アンコールでは、メンバー全員がアロハシャツを着て首にレイを巻いた姿で登場。次回はいつ筋肉少女帯人間椅子のライブを行なうのかという話題になり、大槻の「次のオリンピックの年は?」という発言には大ブーイングが。和嶋が「毎年だよね?」と言うとオーディエンスからは歓声と拍手が起こった。そして大槻は、家族が心配するくらいに異様に曲を聴きこんでおくように促すと、ラストに「地獄のアロハ(Heavenly version)」を披露。メンバー自身も名残惜しいと話した今回のツアーは、大盛況のうちに終了した。

撮影:齋藤明

■人間椅子 セットリスト
1.雪女
2.地獄の球宴
3.少年、グリグリメガネを拾う
4.恐怖の大王
5.芳一受難
6.なまはげ
7.超能力があったなら
8.新調きゅらきゅきゅ節
9.針の山

■筋肉少女帯 セットリスト
1.イワンのばか
2.カーネーション・リインカネーション
3.日本印度化計画
4.週替わりの奇跡の神話
5.ワインライダー・フォーエバー
6.踊るダメ人間
7.サンフランシスコ

■筋肉少女帯人間椅子 セットリスト
1.Warpigs~Paranoid
2.君は千手観音
3.Rock’n Roll All Night
4.地獄のアロハ
5.りんごの泪
6.釈迦
EN.地獄のアロハ(Heavenly version)

最終更新:8/23(火) 12:58

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

失うことで不完全さの中に美を見出した芸術家
画家のアリッサ・モンクスは、未知のもの、予想しえないもの、そして酷いものにでさえ、美とインスピレーションを見出します。彼女は詩的で個人的な語りで、自身が芸術家として、そして人間として成長する中で、人生、絵の具、キャンバスがどう関わりあってきたかを描きます。 [new]