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【インタビュー】丸本莉子、歩くようなリズムとそれに合った前向きな歌詞が染みる「ガーベラの空」

BARKS 8/22(月) 0:08配信

ホタルの点滅やろうそくの炎、せせらぎの音など、人の心を癒す効果があるとされる「1/fのゆらぎ」。丸本莉子は、そんな「1/fのゆらぎ」(エフぶんのいちのゆらぎ)の声を持つシンガーソングライターである。2015年、配信シングル「ココロ予報」でメジャーデビューを果たしてから、早くも1年が経過。5作目となる配信シングル「ガーベラの空」を8月24日にリリース。初の共作で作詞した今作では、幸せなカップルの日常を癒しの声で届けてくれる。

■私自身は花を枯らしてしまうタイプなので
■お花を買って部屋に飾るような女性に憧れます

――デビューして1年ちょっとですが変わったなと思うことはありますか?

丸本莉子(以下、丸本):メジャーデビューする前は、デビューしたらゴールだと思っていたんですけど、ここからなんだなと思い直しました。デビューしたばかりの頃はバタバタと目まぐるしい日々だったんですが、最近はちょっと落ち着いてきて、ここからさらに音楽と向き合って行こうという段階です。

――インディーズで活動していた頃と違いますか?

丸本:スタッフも増えていますし、経験豊富な方が周りにたくさんいることで、制作するときにも最後までこだわったり、作り方は変わりました。たくさんの人に聴いてもらえる機会も増えたというのも大きな違いです。

――8月24日には5作目のシングル「ガーベラの空」が配信になりますね。

丸本:この歌の原曲は、インディーズ時代に広島でCMソングとして作った曲なんですけど、その時はAメロだけが使われていたのでサビは知られてなくて。でも、メロディーが凄くいいからということで、今回、シングルとして歌詞を書き直してリリースすることになったんです。

――歌詞は藤林聖子さんと初めての共作ですね。

丸本:はい。一度、プロの作詞家の方と共作してみたいという思いがあったので。もともと住宅メーカーのCMソングで歌詞が「家」っぽいイメージだったので、かなりガラッと変わりました。

――藤林さんとはどんな風に作業を進めたんですか?

丸本:お会いして打ち合わせして、藤林さんにアイデアを出していただいたんです。その中で、夏にリリースするので重たくないラブソングにしようと。あと、情景が浮かびつつ、感情も見えるもの……何か花をモチーフにしたら届きやすいんじゃないかと提案していただきました。テンポ的にも歩くようなリズムなので、それに合った前向きな歌詞にしようということで、お互いに個々で作詞をして。

――そこで出てきたのがガーベラなんですね。この曲の日常感にピッタリのカジュアルな花ですよね。バラではこの感じは出ない。

丸本:そうですね。私自身は花を枯らしてしまうタイプなので、この歌詞に出てくるような、お花を買って部屋に飾るような女性は憧れます。いい子そうだけど、元彼が使っていたマグカップを今の彼にツラっと出したりして、小悪魔的な要素もありますよね(笑)。こういう女性はモテるんだろうなと思いながら歌いました。

――新しい歌詞ができて、そういうイメージを膨らませたんですね。

丸本:はい(笑)。藤林さんは、打ち合わせした時の私からイメージを膨らませて書いてくださったみたいなんですけど、実際はそうじゃなかったので(笑)。

――元彼のカップを使うということに、ちょっと罪悪感を感じてレモンを浮かべてあげるというのは可愛らしいですよね。しかも、レモンというワードから、カップに入っている飲み物はコーヒーではなく紅茶なんだということが想像できます。あと、前半は外を歩いていて、後半では家の中に舞台が変化しているのもすごく伝わってきます。

丸本:そう、動きのある曲なんです。ストレートに書かれているんですけど、ありきたりではない要素が含まれていて、形のある曲になったなぁと思っています。ストレートに言いながら、こういう風に想像力も掻き立てるような歌詞を書くのって難しいですから。今回共作してみて勉強になったところです。

――1番に出てくる「秘密の隠し味」というワードからも、このカップルがこれから作る料理はカレーライスかな?って思いますよね。ここもストレートなんだけど、想像力を掻き立てる部分。

丸本:はい。実は最初は「カレーライス」って言葉も入ってたんですよ。でもストレートすぎるからこうしたんです。伝わって良かった。

■女の子って不安な時は素直に自分の気持ちを言い出せなかったりする
■だから歌にしようって思うし歌いたいって思うから曲ができる

――レコーディングはどうでしたか?

丸本:。最初に歌った時は、テンポがあるのに歌がベトっとして良くなかったので、テンポ感を大切に歌いたいと思ったんです。その後、この曲が一番聴きやすい歌い方を探して、たくさん練習しました。いつも以上に時間をかけましたね。ずっとバラードが多かったので、このくらいの歩く速度くらいのテンポ感は、ライヴでもまた違った私が届けられるんじゃないかと思います。

――インディーズ時代には「片思いライダー」のようなアップテンポな曲もありますけど、メジャーデビューしてからはバラードが多かったですね。「ガーベラの空」は、その中間くらいですね。

丸本:はい。テンポがアップしたぶん、夏にピッタリな曲になったと思います。ガーベラっていう花の名前もキャッチーですし、イメージも湧きやすいと思うし、引っかかってくれたらいいな。私の曲って、こういうラブラブな雰囲気の曲ってあまりないんです。片思いの曲だったり、好き合ってるんだけど不安っていう感じの曲が多かったので、こういうラブソングは新しいと思います。

――ラブラブな曲と切ない曲ではどっちが歌いやすいんですか?

丸本:切ないほうが……(笑)。私が書くとしたら、そういう切ない曲を書いてしまいがちなんですよ。女の子って、ラブラブな時は素直に「好き」という気持ちは言えるけど、不安な時は素直に自分の気持ちを言い出せなかったりする。だから、歌にしようって思うし、歌いたいって思うから曲ができるんです。

――わかります。でも、切ない曲もいいですが、今のような物騒な世の中、こういうラブラブな曲もホッとしますよね。

丸本:確かにそうかもしれないですね。この曲もいろんな人に聴いてもらいたいです。

――今後作ってみたい曲はどんな曲?

丸本:今回は、藤林さんと作詞で共作させていただいたんですけど、初めてだったので、話す時間も多くなかったんです。今度はもっとたくさん話しながら作ってみたい。あとはバラードが多いので、アップテンポな曲で私の声が生きるような曲を作りたいと思います。リズムは速いけど、メロディアスで歌詞は滑らかっていう曲を作ってみたいです。

――2016年の夏は「丸本莉子ライヴワーク2016~1万人との癒し旅」というプロジェクトが進行中なんですよね。いろんなところでストリートライブを行っているとか。

丸本:7月から始めました。高校2年生から音楽活動をしているんですが、上京する前は地元の広島で路上ライブをたくさんやっていたんです。上京して5年ですが、最初の頃は路上でも歌っていたんですけど、最近はまったくやっていないんですね。地方でのフリーライブはやっていましたが、東京ではライブハウスのみだったので、東京都内も含め、フリーライブとかストリートライブをして、自ら動いて、1人でも多くの人に私を知ってもらいたいということで始めたんです。

――7月からやっていて、手応えはどうですか?

丸本:ストリートライブってすごく自由だし、お客さんとの距離が近いんです。それがすごく楽しいです。ライブハウスでのライブの場合、都合がつかないとなかなか来れないという方もいたんですけど、路上の場合、気軽に足を運んでもらえるみたいです。駆けつけてくれる人もたくさんいて。歌えば新しい人に聴いてもらえる可能性はたくさんあるけど、そこで好きになってもらえるかどうかはわからない。そこを試行錯誤しながらやっています。1年後に、路上ライブで知ってくれたお客さんを1万人集められるようなイベントをするのが目標です。地道な活動ですが、東京でのつながりが増えているような実感があります。ホームページをチェックして、これを読んでいる方の近くでライヴがある時は気軽に足を運んでほしいです。

取材・文●大橋美貴子

ニューシングル(配信) 「ガーベラの空」

2016. 08. 24 発売
配信リンク追加(8/24以降)→URL後報致します。

ライブ・イベント情報
<出前GACHI~広島場所 浜崎貴司vs.丸本莉子>
2016年10月14日(金) 広島LIVE JUKE

<丸本ん家(ち)へようこそ~ぷれぜんとふぉーゆー2016~>
2016年 12月 3日(土)BLUE LIVE 広島

最終更新:8/22(月) 0:08

BARKS

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