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【MLB】禁止薬物疑惑の人物を排除してきた殿堂 Aロッドとオルティスの行方は?

Full-Count 8月22日(月)7時10分配信

41歳と同い年の2人が持つ共通点、圧倒的な成績と薬物使用疑惑の経歴

 メジャー3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手は、50歳まで現役続行を表明しているものの、有資格1年目で殿堂入り確実と言われている。長い歴史を誇るメジャー史で30人しか到達したことのない金字塔を越したのだから、当然の論調ともいえるだろう。一方、先日シーズン途中で引退したアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)、今季限りの引退を表明しているデビッド・オルティス(レッドソックス)が殿堂入りする可能性はどうか。ニューヨーク地元紙「ニューズデイ」のデビッド・レノン記者が興味深いコラムを綴っている。

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「アレックス・ロドリゲス、デビッド・オルティスを巡る殿堂議論が面白い」と題したコラムでは、今季で引退し、5年後に殿堂入りの資格を得る2人について検証している。

 Aロッドとオルティスには、共通点が2つある。1つは、ともに殿堂入りに相応しい成績を残したこと。そして、もう1つは、MLBが2003年に行った運動能力向上薬(PED)の予備調査で、PEDに陽性反応を示していた事実があることだ。これまでラファエル・パルメイロやマーク・マグワイアなど、PED使用を公に認めた人物、PED使用の疑いが極めて濃厚な人物は、殿堂入りが認められていない。

 現時点での2人の成績を簡単に紹介しておこう。Aロッドは、通算打率.295、3115安打、696本塁打、2086打点を記録。一方のオルティスは、通算打率.286、2429安打、531本塁打、1736打点の成績を残している。

殿堂投票権を持つBBWAA会員は、時代の変遷とともに薬物に寛容になるか?

 機密情報だった予備調査の結果がリークされて以来、2人が歩んだ道は大きく分かれた。レッドソックスで3度の世界一を獲得したオルティスは“ビッグパピ”の愛称で親しまれ、地元ボストンを象徴するヒーロー的存在になった。一方のロドリゲスはバイオジェネシスの薬物禍に関連し、2014年には162試合の出場停止処分を受けている。2人のイメージは正反対になったが、ここで記事が指摘しているのは、Aロッドは2014年の処分を受ける前に、薬物の陽性反応は示しておらず、関わった医師が残した書類を証拠に罰せられている事実だ。

 記事では、2人の殿堂入りが叶うかもしれない2つの可能性について触れている。1つ目は、2人が有資格1年目となる頃には、殿堂入りを決める投票権を持つ全米野球記者協会(BBWAA)の会員たちが、時代の変遷とともに禁止薬物使用に関してより寛大になり、細かいことにこだわらなくなっている可能性だ。だが、BBWAA幹部のジャック・オコネル氏は「これは世代で変わる問題ではない」と、変化する可能性について否定的考えを示したそうだ。

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最終更新:8月22日(月)8時21分

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