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アルスマグナ、小林幸子サプライズ降臨 愛と情熱満ちた夏祭

MusicVoice 8/22(月) 10:00配信

 2.5次元コスプレダンスユニットのアルスマグナが12日、東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で全国ツアー『アルスマグナLIVE TOUR 2016「炎夏祭~SAMBA CARNAVAL~」』の東京公演をおこなった。ツアーは7月16日の仙台を皮切りに全11公演をおこなうもの。9公演目となったこの日は、7月13日にリリースされた「サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子」で小林幸子扮する九瓏幸子が、サプライズゲストとしてステージに登場し会場を沸かせた。まさに祭りと呼ぶにふさわしいステージで訪れたアルスメイト(編注=アルスマグナのファンの名称)を魅了。そして、9月17日から公開される初主演映画『ザ・ムービー アルスマグナ危機一髪!』の主題歌「EverYell」もアンコールで披露し盛大に真夏の夜を彩った。

■イメージカラーの特攻服で5人が登場

 定刻になり派手なSE音が鳴り響くと、眩い光がステージから放たれ、「俺たちがどれだけイケてる奴らかってことを、この夏お前のハートに焼き付けてやるよ!!」と神生アキラのアナウンス。イメージカラーの特攻服を着たアルスマグナの5人が、バイクのハンドルをモチーフにしたスタンドを持ち颯爽とステージに登場した。オープニングナンバーは「BE-BOP SUMMER BABY」でライブはスタート。フロアはアルスメイトの持つ色とりどりのペンライトの光が眩しく輝いていた。

 朴ウィトの「暴れろ~!」という煽りから、始まったのは「恋の容量∞」。アッパーな楽曲に会場は早くもヒートアップ。九瓏ケントもアルスメイトを煽っていく。続いての「世紀末スクールウォーズ」ではシンクロ率の高い、息のあったダンスでアルスメイトたちを魅了していった。そして、「敗北の少年」では、めまぐるしくフォーメーションを変え、各々の見せ場を作りながらアルスメイトを楽しませた。

 ここでMCへ。不良っぽい口調でトーク展開するアルスマグナ。メンバー紹介を経て、「特攻服着ていると、なんかトガっちゃうな」と九瓏ケント。その特攻服にはアキラの「勇猛無比」、朴の「天真爛漫」や泉奏の「優游涵泳」、榊原タツキの「天真流露」、ケントの「英俊豪傑」とメンバーのイメージとなる四字熟語が刺繍で入れられていた。

 ここから、“決闘”をテーマにストーリーが進んでいく。朴がアルスメイトのペンライトに指示を出しストーリーを展開させ、最後はメンバー全員によるコント形式で笑いを誘った。特に神生アキラは、お笑い芸人の永野のネタをオマージュした<チキンより普通にビーフが好き>と全力でコミカルな動きをみせた。その姿にアルスメイトもメンバーも大爆笑。

■花火大会の帰り道。好きな女の子への告白

 そんな愉快なMCコーナーに続いて披露されたのは、ブログのコメントから知ることになったという楽曲「ちんあなごのうた」。続いては「今日はどんだけツッパてもいい!! 俺たちの男を見せる番だ」ケントが告げ、「勝手に親衛隊 CARNAVAL ver.」を披露。

 間奏では「花火大会の帰り道。好きな女の子への告白」というお題を設けて、1人ずつ答えていった。BGMに乗って、まずはケントからスタート。「来年も、そのずっと先の花火も一緒に観に行こう。結婚しよう」と告げ、まさかのプロポーズ発言に客席からは大歓声が巻き起こった。続いての朴は「えっ! あっ!! やばい。君への打ち上げ花火が上がっちゃった」と回答。メンバーから「それいいな!」と共感を得て喜んだ。

 そして、タツキは「ねえ、来年も一緒に見ない!? 僕のお屋敷のとっておきの場所でさ」とタツキらしい回答に大歓声。続く泉は「これからは俺の後ろを付いて来て下さい。ほら」と、これまたクールなセリフに割れんばかりの大歓声がZeppに響き渡った。最後はアキラが「えっ! 花火綺麗だった? いやそんなことないよ。隣に一番綺麗なやついるからさ」と歯の浮くようなセリフで締めた。そして、楽曲へ戻りアキラの口癖である<チャース>のコールアンドレスポンスで会場を大いに盛り上げた。

 続いて披露されたのは、ケントがメインボーカルを取る「先生の言うコト、ぜーったいっ」に突入。<にゃんにゃん>とキュートなケントを見せ、アルスメイトを魅了していった。ここでメンバーはステージから捌け、ケント1人でMCをおこなった。「今日はこの夏を精一杯楽しんで、みんなの良い思い出にしてもらいたい」と、このライブへの思いを語った。そして、今日2曲目に披露された「恋の容量∞」についてケントは「この振り付けを考えた時のイメージが特攻服だったんだよ。まさか今年特攻服を着ることになるとは思わなかった。多分この話はメンバーにも言ってないと思う。この『炎夏祭』で形になったのが嬉しい」と明かし、会場からは驚きの声が上がった。

 ケントもステージから去ると、夏の虫の音が響きわたる中、アキラ、朴、タツキ、泉の4人が衣装を変え、提灯を持ってステージに登場。しばらくしてケントも合流した。そして、日本の情緒あふれる和のテイストを持つ楽曲「en(ボカロ組曲)」へ。抑揚をつけた流れるような美しい振り付けで表現していった。続いて、アキラのソロ曲となる「しまおもふ」では、島唄を連想させるゆったりとした楽曲が会場を包み込んだ。フロアが赤いペンライトで埋め尽くされる中、故郷を思い出すかのようにアキラも優しくしっとりと歌い上げた。

■小林幸子扮する九瓏幸子がサプライズ登場

 ここで、波の音のサウンドSEからサンバのリズムがフェードイン。そのリズムに導かれるように7月13日にリリースされたニューシングル「サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子」のイントロへ突入。<サンバDEわっしょい!>と九瓏幸子の掛け声が会場に響き渡った。九瓏ノ主学園の生徒たちともに、闘牛士のような衣装にチェンジしたアルスマグナがステージに。そして、小林幸子扮する九瓏幸子がサプライズ登場した。まさかの登場にアルスメイトも大歓声で九瓏幸子を迎えた。

 ステージはまさにお祭り騒ぎといったような賑やかさで、サンバのリズムと和の融合によるな楽曲と、九瓏幸子の圧倒的な歌声とアキラの元気でストレートな歌、メンバーによるダイナミックなダンスで会場のボルテージは最高潮に。曲が終わると九瓏幸子はステージの去り際に「最後におばあさまと呼んで」とアルスメイトにお願いすると、会場からは「おばあさま~!!」と大きな声が響き渡った。

 サプライズの興奮が冷めやらぬ中、「夏にキスしていいですか?」へ。楽曲が終わるとケントも「(九瓏幸子が)降臨したぜ! (気持ちが)上がるなこれ」と興奮気味。そして、「サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子」のカップリングの「らぶマタドール」を披露。フラメンコとEDMをミックスした情熱的なアッパチューンで畳み掛けていく。メンバーも闘牛士のように赤いマントを翻し華麗なダンスで魅せていく。そして、「ボクはつづく」ではタオルを回しで会場を盛り上げ、アキラが「よっしゃ! ラストいくぞ!!」と投げかけ「High Five ~Type A.R.S~ 」で本編を終了した。

■僕らはアルスマグナであり続けたい

 アンコールを求めるアルスメイトたち。照明が点き、Tシャツに着替えたメンバーが再びステージに。そして、九瓏幸子も再びステージに登場した。ここで、九瓏幸子の孫であるケントがアルスマグナを続けても良いかの判断を仰ぐことに。会場からは「お願いします」と九瓏幸子に懇願するアルスメイトたち。緊張感が走る中、九瓏幸子が出した答えは「アルスマグナを続けてもよろしい。このツアーよく頑張りました、本当に素晴らしかった。金メダルをあげます」とケントがアルスマグナで活動することの許しをもらえ、大歓声が巻き起こった。

 アンコール1曲目は9月17日から全国で公開予定の初主演映画『ザ・ムービー アルスマグナ危機一髪!』の主題歌で、通算6枚目のシングルとなる新曲「EverYell」を披露。「辛くなったらここに来ればいい」というメッセージが込められた応援歌で、アルスマグナらしいダンサブルなナンバーで軽快なステップが印象的だった。

 そして、ケントが「先生が思うことをみんなに伝えるね。今日何か楽しいことあった? と自分で考えてみる。何も思いつかないのは先生はとても寂しい。何でもいいからその1日が終わるときに楽しかったことを実感して眠りたい。そんな毎日を積み重ねていきたい。楽しみに行くか、楽しまないで行くかは自分の気持ち次第。僕にもみんなにも家族や友達、仲間がいる。辛い時、苦しい時、悲しい時はみんなが一緒なら乗り越えていける。僕らに出会えた今日1日が最高に楽しかったと言ってもらえれば、僕らはアルスマグナであり続けたい。みんなの笑顔は本当に最高です。いつも応援ありがとう」と決意と感謝のメッセージをアルスメイトに送った。

 ラストは「夢地図」を披露。物語を見ているかのような、5人息のあったダンスで楽曲のメッセージを伝えていく。ステージ上で思いを込めて踊る5人の姿にアルスメイトも真剣な眼差しを送っていた。最後に訪れたアルスメイトに感謝を告げライブの幕は閉じた。
 歌と踊り、コントや劇など、盛りだくさんな内容で訪れたファンを楽しませたアルスマグナにしか出来ない唯一無二のステージであった。「僕らに出会えた今日1日が最高に楽しかったと言ってもらえれば、僕らはアルスマグナであり続けたい」とケントが語ったこの言葉は、きっとアルスメイトの心に深く残ったことに違いない。(取材・村上順一)

■セットリスト

アルスマグナLIVE TOUR 2016 「炎夏祭~SAMBA CARNAVAL~」

8月12日 Zepp Diver City Tokyo

01.BE-BOP SUMMER BABY
02.恋の容量∞
03.世紀末スクールウォーズ
04.敗北の少年
05.ちんあなごのうた
06.勝手に親衛隊 CARNAVAL ver.
07.先生の言うコト、ぜーったいっ
08.en(ボカロ組曲)
09.しまおもふ(アキラソロ)
10.サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子
11.夏にキスしていいですか?
12.らぶマタドール
13.ボクはつづく
14.High Five ~Type A.R.S~

ENCORE

EN1.EverYell
EN2.夢地図

最終更新:8/22(月) 10:00

MusicVoice

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