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《リオ五輪》男子マラソン 北島選手へ地元前橋 力走に熱い声援

上毛新聞 8月22日(月)6時0分配信

 リオデジャネイロ五輪の男子マラソンに群馬県の中央高出身の北島寿典選手(安川電機)が出場した21日、パブリックビューイングが前橋市の下川町公民館で開かれ、応援に駆け付けた市民ら70人が画面を通して大きな声援を送った。熱気は夜遅くまで会場を包み込んだ。北島選手は力走したが、94位に終わった。

 公民館には「祝・北島寿典選手 リオ五輪マラソン代表」と書かれた縦80センチ、横6メートルの大きな横断幕が掲げられた。テレビの放送が始まる午後9時前から次々に集まり始め、椅子に座ってレース開始を心待ちにした。

 前橋七中の時に同級生だった手島健さん(31)=高崎市江木町=は北島選手の顔が描かれたうちわを持参した。「もの静かな感じで、まさか五輪選手になるとは思わなかった。今までの力を存分に発揮してメダルを取ってほしい」と期待を込めた。

 午後9時半ごろ、号砲が鳴ると「寿典君、頑張ってね」「行け行け、全力で走れ」などと大きな拍手と声援がわき起こった。北島選手が画面に映ったり、途中経過を伝える実況のアナウンスが流れるたびに、来場者全員が持っているうちわをたたいて力走を後押しした。家が近所で、幼少期から知っているという品川和男さん(66)、弘江さん(62)夫妻は「少し遅れているが、まだまだこれからだ」と上位に食い込むことを祈っていた。

 アフリカの強豪選手らが先頭集団を引っ張る展開。レース前に左足の不調が伝えられていた北島選手は厳しい戦いを強いられたが、来場者は温かく見守り、少しでも順位を上げようと全力を振り絞る姿に感激していた。

 下川町自治会長の田村誠さん(72)は「日本を代表して五輪に出場すること自体に意味がある」と目を細めた。小学校、中学校の同級生で、北島選手の結婚式にも出席した佐藤猛さん(31)=さいたま市=は「彼は町の誇りだ」と賛辞を贈った。

最終更新:8月22日(月)6時0分

上毛新聞

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