ここから本文です

<リオ五輪>陸上・新井、長瀞などでPV 「わが町の英雄」に大歓声

埼玉新聞 8/22(月) 10:30配信

 リオデジャネイロ五輪の男子やり投げ決勝に出場した新井涼平選手(25)=長瀞町出身、皆野高出=を応援するため、長瀞町役場と皆野高校で21日、パブリックビューイング(PV)が行われ、町役場には新井選手の両親や家族、町民ら約180人が駆け付けて応援。五輪の決勝という大舞台に立った「わが町の英雄」を見ようと、防災無線の呼び掛けを聞いて駆け付けた町民や関係者が温かい声援を送り続けた。結果は11位に終わったが、「4年後の東京五輪に向けて頑張ってほしい」と温かい拍手が送られた。

 町役場には午前7時半ごろから徐々に人が集まり始め、同9時ごろに用意した130人分の席がいっぱいに。開始前に新井選手が卒園した長瀞幼稚園の園児たちも応援に訪れ、立ち見が出るほどの超満員となった。

 新井選手が100インチのモニター画面に映ると、一斉に涼平コールが起きた。おそろいのTシャツやバルーンスティック、手製のうちわをたたきながらの大声援。3投目を投げ終えると、会場からはため息や涙ぐむ人も。それでも、精いっぱいの投てきに最後は大歓声。11位に終わったが、温かい拍手が送られた。

 妻の美奈さん(24)は20日朝、テレビ電話で本人と会話。新井選手が「日本までやりを投げる」と話すと、「日本でキャッチするよ」と返事したという。この日は固唾(かたず)をのんで画面を見守り、競技を終えると柔らかい表情でインタビューに答えた。「本人が一番悔しかったと思う。立派だったと思うし、東京に向けて頑張ってほしい」とエール。好物の肉料理を用意し、25日の帰国を自宅で待つつもりだ。「安心して帰っておいで」と笑顔で話していた。

 父親の範夫さん(55)は「気持ちが乗り過ぎてやりに力が加わらず、悪い方向に向いてしまって残念だった。10月の国体には出る予定なので鬱憤(うっぷん)を晴らしてもらいたい」と次に期待。母親の悦子さん(54)は「オリンピックの決勝は別物で、いつも通りの力が出なかった。7千人の小さな町で皆さんから応援してもらい、ありがとうございました」と感謝していた。

1/2ページ

最終更新:8/22(月) 10:30

埼玉新聞