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<台風9号>県内猛烈な雨、道路など冠水…通勤直撃 河原を濁流のむ

埼玉新聞 8/22(月) 21:47配信

 週明けの首都圏を台風9号が直撃した。22日昼に上陸した台風は、埼玉県内各地に猛烈な雨をもたらし、道路や線路の冠水が相次いだ。

 さいたま市浦和区のJR浦和駅周辺では通勤者や学生の足を直撃した。川口市のJR川口駅の東西連絡地下道が冠水。駅周辺では立ち往生する人の姿が目立った。

 仕事の打ち合わせで都内から浦和区に来ていた会社員男性(38)は、台風の影響で午後の予定を午前に変更。「こんな日は会社でゆっくりしていたかった。ひどくなる前に帰らないと」と帰路を急いだ。

 さいたま市北区に住む県立高校2年の女子生徒(16)は部活のため、浦和区に。台風が関東圏に接近するとの情報を受け、部活を早めに切り上げたという。「こんなにひどいと思わなかった。制服もびしょぬれで、早く帰りたい」。

 川口駅では豪雨の影響で東西連絡地下道が冠水。川口市のパート女性(58)は「初めてでびっくりしている。近道になるので、通れないと不便」と言い、水に漬かりながら地下道を渡っていた。

 飯能市では午後0時半までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。この時期、川遊びやバーベキューなどの行楽客でにぎわう入間川の飯能河原はこの日、濁流にのみ込まれた。

 河川の状況を巡視する市職員によると、午前10時半以降に雨足が激しくなり、一気に増水。河原や中州は焦げ茶色の濁流にのまれ、上流から古倒木が流木となり押し寄せた。近所に住む男性(80)は「50年近く住んでいるが、こんな飯能河原は見たことない」と驚いていた。

最終更新:8/22(月) 22:20

埼玉新聞