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[社説]選手たちの汗と涙が美しい

ハンギョレ新聞 8月22日(月)7時11分配信

 2016年リオ五輪は22日に幕が降りる。韓国選手団は今回の大会で目標にしていた「金メダル10個以上・総合10位以内」を達成できなかったが、残念がったり悔しがることでは全くない。
選手たちが見せた不屈の勇気と意思、長期間苦労して流してきた汗がそのままにじみ浮かんだ貴重な涙だけでも国民は感動したし、また幸せだった。好成績をおさめた選手たちには祝福を、望みにそぐわぬ結果に終わった選手たちにも激励と感謝の拍手を送ろう。

 人類の祭典である五輪は一ゲームずつが人間の勝利だ。女子ゴルフのパク・インビ選手は自分との戦いに勝って金メダルを獲得した。今年に入って腰と指の負傷で各種の大会を欠場したり低調な成績だった彼女の五輪出場に対しては心配する者が多かったのは事実だった。彼女自身も何度も出場を翻意したかったほど精神的苦痛が激しかったという。しかし「非難を受けると思って五輪をあきらめるのは卑怯なこと」と気を引き締め、痛みが残っている状態でながらも体調を整えて五輪に備えた。彼女は競技の間ずっと相次ぐ危機にも全く動じなかった。平常心を守りながらの挑戦精神と強い意志に敬意を表せざるをえない。

 新体操のソン・ヨンジェは国民的期待という負担を抱えながらも五輪2回連続決選進出という貴重な成果を成し遂げた。つらい訓練が続いてもあきらめたい心と戦って、小さな障害一つ一つを打破って立上がらなければならなかったという。惜しくもメダルを取ることはできなかったといっても、そのような努力の歳月の果てに流した涙は美しいことこの上ない。

 テコンドーのイ・テフンは準々決勝で負けて、勝者の手をあげて敗北を認めて拍手で称えて、真の五輪精神を見せた。テコンドーの選手たちは金メダルを逃してもその後の機会をあきらめずに最善を尽くした。彼らの銅メダルは金メダルほど貴重だ。メダルがなくても常に自分の全てを注いで最善を尽くした選手たち皆が誇らしく見える。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8月22日(月)7時11分

ハンギョレ新聞