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急性期病院「読谷村に」 本島中部西海岸の4町村要望

沖縄タイムス 8/22(月) 7:40配信

 【中部】本島中部西海岸の読谷、北谷、嘉手納、恩納の4町村が21日までに、救急や高度な専門医療を提供する民間の急性期病院を、読谷村役場に隣接する村有地「防災拠点広場」に設置することが必要だと中部市町村会に要望した。計200床の中には、急性期を終えた患者の受け皿となる回復期リハビリ病床も想定する。中部西海岸における救急や災害医療、地域包括ケアシステムの構築、リゾート・スポーツ診療の拠点にしたい考えだ。

 中部地区の急性期病院は東海岸沿いの自治体では、うるま市(県立中部)と沖縄市(中頭)、北中城村(中部徳洲会)などにあるが、西海岸沿いの市町村にはない。

 嘉手納、北谷、読谷の3町村で運営するニライ消防本部の搬送先はこの3病院に9割以上が集中する。3病院の救急は過密状態にあり、さらに西海岸の住民にとっては搬送時間の長さや、患者・家族の負担増などの課題がある。

 読谷村によると、村内への急性期病院設立は、県内の複数の医師が2015年に村に提案。これを受けて村は中部保健所や中部地区医師会などと調整した上で素案を作り、4町村の連名で15日付で中部市町村会に提出した。同会は中部地区全体の課題として今後議論を進める。

 石嶺傳實読谷村長は「急性期病院の必要性を感じつつも、これまでは増床は簡単でないと終わっていた。しかし地域医療構想を議論する中で増床の可能性が見えてきた」と指摘。観光やスポーツキャンプの医療整備など近年の課題と併せて中部西海岸の医療体制づくりを提起した。

 建築場所は村座喜味の「防災拠点広場」の一角を、村が貸与する方針。専門外来は開院当初は心循環器や呼吸器、消化器、外科、整形外科などを想定。職員態勢が整い次第、在宅医療を支援する。設立に向けた財政的な課題などは今後、提案した医師らが医療コンサルタントを交え具体化を模索するという。(中部報道部・溝井洋輔)

最終更新:8/22(月) 7:40

沖縄タイムス

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