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南西に進む台風10号「進路かなり珍しい」 24日以降に大東島地方接近の恐れ

沖縄タイムス 8/22(月) 10:45配信

 台風10号が日本の南を南西方向に進み、沖縄に接近する台風としては珍しい進路を取っている。琉球大学の山田広幸准教授(気象学)によると、5日ごろから日本の南からフィリピンの東の海上にかけて「モンスーン渦」と呼ばれる低気圧が発生し、台風の進路に影響を与えているという。

 例年、沖縄地方に接近する台風の多くは、フィリピンの東海上で発生し、太平洋高気圧のへりに沿って北上してくる。今年は太平洋高気圧の張り出しが7月20日以降から弱まり、代わりに8月5日ごろからモンスーン渦が発生。そのため、台風の多くが日本の南で発生し、反時計回りの渦のへりに沿って進んでいる。

 台風10号も日本の南で発生した後、沖縄地方に近づいている。山田准教授は「(沖縄に近づく)台風は北東に進んで接近するのが普通の経路で、台風10号の進路はかなり珍しい」と話した。

 山田准教授によると渦が発生すると小さな台風が同時多発的に発生する特徴があり、19日に9号と10号が、20日には11号が発生している。モンスーン渦は、今後1週間程度は続く可能性があるとしている。

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 台風10号は22日午前9時現在、日本の南にあって、ほとんど停滞している。今後発達しながら南南西へ進み、24日以降に大東島地方に接近する恐れがある。
 中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北側220キロ以内と南側170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

最終更新:8/23(火) 19:45

沖縄タイムス