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野村HD:米州に再び熱視線、バンカー採用で投資銀行業務拡大へ

Bloomberg 8月22日(月)5時0分配信

野村ホールディングスの尾﨑哲最高執行責任者(COO)はブルームバーグの取材に応じ、米州で投資銀行業務を拡大する方針を明らかにした。同社は4月、欧州を中心に赤字が続く海外で7億ドルのリストラに着手、コスト削減効果が出始める中、収益拡大を目指して経営資源を再配置する。

野村は米国のテクノロジー、消費・小売り、ヘルスケアなど複数の産業分野で、企業の合併・買収(M&A)案件などを発掘するカバレッジバンカーを外部から積極的に採用していく考えだ。具体的な人数や時期については言及しなかったが、20人規模でも受け入れる余地があるという。

野村HDの第1四半期(4月ー6月)決算では、赤字続きだった海外拠点がこれまでになく存在感を示した。トレーディング業務が好調だったことやリストラ効果で過去7年間で四半期ベースでは最大の税前利益を計上、大きく落ち込んだリテールなど国内ビジネスの不振を補うなど、これまで存在意義さえ問われていた海外ビジネスの重要性が顕在化した。

4月にグループCOOに就任した尾﨑氏(58)は15日のブルームバーグとのインタビューで、「アメリカは世界最大のマーケット。非常に多くのビジネスオポテュニティーがある」と述べた上で、「ドルという基軸通貨と先進国の中でも数少ない意味のある金利をまだ持っている国で、M&Aでも投資先という点でも日本を含むアジアから熱い視線が注がれている」と語った。

尾﨑COOは長崎県出身。東京大学経済学部を卒業後、1982年に野村証券に入社。東京とロンドンで18年間債券業務に従事した。04年に執行役としてグローバル・エクイティを担当、その後経営企画や企業金融など経て、12年に野村証の副社長に就任した。

「大きなミッション」

野村は4月、欧州の投資銀行業務の共同責任者だった武村努氏を米州地域の共同責任者として送り込んだ。尾﨑COOによれば、武村氏は入社年次ベースでは同社の最年少執行役員で、インベストメントバンキング業務で優秀な人材を確保することが「大きなミッション」だという。

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最終更新:8月22日(月)13時30分

Bloomberg

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