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台風9号:関東直撃で混乱、欠航400便超-山手線や新幹線で運休

Bloomberg 8月22日(月)11時33分配信

台風9号は、暴風域を伴いながら昼過ぎに関東地方に上陸し、北上中。気象庁は、22日夜から23日にかけ、土砂災害、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴う高波などに厳重に警戒するよう呼びかけている。強風や大雨により関東地方では航空や鉄道など交通機関に混乱が生じており、被害は拡大している。

気象庁は午後0時30分過ぎに千葉県館山市付近に上陸したと発表。台風に伴う強風と雨で交通機関は空の便で羽田空港発着便を中心に欠航が相次いでいる。午後4時40分現在、日本航空は195便、全日本空輸は142便、スターフライヤーは47便、スカイマークは40便など国内線の欠航が400便以上となっている。JAL、ANA便だけで約7万人超に影響が出た。

成田国際空港では強風のため、管制塔から職員が一時避難した。これにより、空港の滑走路は22日午後、2本とも一時閉鎖された。同空港の広報担当、久保潤介氏によると「台風による管制塔からの職員避難は初めて聞いた。1978年の開港以来初めて」という。午後3時半ごろに滑走路は再開。久保氏によると、台風の影響による着陸便の他空港への目的地変更が15便、成田発着の国際線欠航が88便に上った。

鉄道では、JR東日本が午後1時過ぎに、山形新幹線の福島-新庄駅間の上下線で終日運休と発表。また在来線では、JR東の広報担当、本間拓海氏によると、台風9号の接近による原宿駅内で発生した倒木のため、山手線は内回り・外回りとも一時運行を見合せた。その後、午後8時13分ごろまでに運転を再開した。

土砂崩れ

西武鉄道は、西武多摩湖線の国分寺行き普通電車が東村山市で、大雨の影響で生じた災害で走行不能となり乗客乗員は最寄りの駅に徒歩で避難した。広報担当の川村由衣子氏によると、「崩れた土砂が線路と車輪の間に入り込んで立ち往生したが、6人の乗客にけがはない。復旧のめどは立っておらず、現在バスと電車で振り替え輸送を行っている」と語った。

東京メトロ地下鉄も、台風の影響で一部に遅延などが発生している。広報担当者、志田裕介氏は「東西線、有楽町線、副都心線で台風の影響によるダイヤ乱れが生じている。台風の進路次第では今後運休の可能性もあり、時間的に余裕を持ち利用してほしい」とコメントした。

停電も各地で発生している。東京電力パワーグリッドによると、午後5時34分現在、千葉県で7万8700軒、茨城県で1万9300軒など、計10万500軒で停電となっている。

第4段落に山手線の運転再開について追加しました.

Kiyotaka Matsuda

最終更新:8月22日(月)22時58分

Bloomberg