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アリババのモバイル通販サイト、長い滞在時間の秘密はソーシャル機能

Bloomberg 8月22日(月)13時31分配信

中国の電子商取引最大手アリババ・グループ・ホールディングは米イーベイやアマゾン・ドット・コムの中国版にすぎないとの認識を打破するため、ソーシャルメディアやエンターテインメント色を強めたり、携帯電話向けメッセージアプリを手掛けるスナップチャットなどの新興企業に積極的に投資している。

馬雲(ジャック・マ)会長の壮大な取り組みは実を結びつつある。アリババの通販サイト「淘宝(タオバオ)」のモバイルアプリは表示される小さなアイコンなどによりユーザーは例えば釣り好きな人のチャットグループに参加したり、旅行の予約や新しい釣りざおを購入できる。多様なサービスをワンストップで提供するフォーマットは中国の若いユーザーに好評であり、若者のモバイルサイト滞在時間はタオバオがアマゾンやツイッターを上回っている。これも一因となって、アリババの4-6月(第1四半期)のモバイル売上高は前年同期比で2倍強となった。

アリババの共同創設者、蔡崇信(ジョゼフ・ツァイ)副会長はインタビューで、「若者の注意を引き寄せ、想像力をかき立てるにはもっとソーシャルメディア的なサービスを提供する必要がある」と発言。「若者がこのプラットホームに戻ってきて関わるよう、コミュニティー的なセンスを引き続き出すようにしたい」と説明した。

アリババは2003年にタオバオを創設。当初はイーベイのように、中小企業や起業家が消費者に直接商品を販売するサイトだった。この数年の間にソーシャルメディアや娯楽的な機能が加わった結果、ユーザーの同モバイルサイト滞在時間が長くなり、商品を購入する確率が高まった。この戦略が奏功し、4-6月期の月間モバイル・アクティブユーザー数は39%増の4億2700万人となり、モバイル売上高は26億ドルに急増した。タオバオのユーザーは1日7回以上、モバイルサイトを訪れ、合計滞在時間は25分強に達する。ユーザーが訪れた日のアマゾンの同時間は約9分、ツイッターは16分だった。

原題:Alibaba’s E-Commerce App Has a Social Network Facebook Would Love(抜粋)

Selina Wang

最終更新:8月22日(月)13時31分

Bloomberg