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ピクテの新興市場債ファンド、見掛けより慎重な投資家の人気集める

Bloomberg 8月22日(月)16時23分配信

新興市場債に記録的なペースで資金を投じている投資家は見掛けよりも慎重だ。こうした資産を最も大きく増やしている投資信託もまた、リスクテークには極めて慎重だ。

ピクテ・アセット・マネジメントのグローバル新興市場債券ファンドは運用資産が年初から44%増え81億ドル(約8150億円)と、ストーン・ハーバー・インベストメント・パートナーズを抜き、この資産クラス向けのアクティブ運用ファンドとしては世界最大となった。米調査会社モーニングスターが追跡する大規模な新興国債券ファンド12本の中で、ピクテのファンドのリスクレーティングは最も低い。

ピクテのファンドの人気は、米国が利上げを再開すれば新興市場債の値上がりが反転する可能性に対し多くの投資家がヘッジしていることを示している。モーニングスターのシニアファンドアナリスト、シャノン・カーウィン氏(ミュンヘン在勤)は「新興市場債に戻りたいが再びやけどするのが怖い投資家が、この種のディフェンシブリスクプロフィルのファンドを選ぶというのはいかにもありそうなことだ」と述べている。

ピクテのファンドの運用を担当するサイモン・ルエフォン氏はコメントを控えた。同氏は為替相場のリスクを回避するためハードカレンシー債券に投資、また新興市場債からの損失を和らげるヘッジとして米国債を相場下落時に買い入れ、過去5年の運用成績で競合ファンドの77%を上回った。

原題:Pictet’s Rise to Top Shows Caution Lurks in Emerging Bond Rush(抜粋)

Natasha Doff

最終更新:8月22日(月)16時23分

Bloomberg